「トンボ」は空を機敏に飛び回る有名な昆虫です。
そんなトンボですが、何を餌として食べているのかよくわかりませんよね。
トンボを捕まえたのはいいものの、飼育する上では餌が何かを知っておかないとまずいです。
そこで今回の記事では、
- トンボは餌に何を食べるの?
- トンボの餌で家にあるものが使える?
これらの情報をまとめてみました。
トンボは餌に何を食べるの?
結論から言えば、トンボの成虫は「生きている昆虫」をエサとして食べています。
具体的な昆虫としては、以下のようなものが挙げられます。
2・カゲロウ
3・蛾(ガ)
4・バッタ
5・蝶(チョウ)
6・蚊(カ)
7・蜂(ハチ)
以上です。
このように、トンボは身体が柔らかい昆虫を好んで食べる傾向があります。
もちろん、トンボは基本的に昆虫なら何でも捕食できるのですが、カナブンなどの固い甲虫よりは、ハエや蛾などの柔らかい昆虫を食べています。
例えば、身体が小さいトンボであれば、蚊・ハエ・蛾・蝶などの小さい昆虫を食べます。
逆に、身体が大きいトンボの場合、蜂やバッタといった大型の昆虫もエサとして食べることができます。
また、トンボは捕まえた昆虫が小さいものであれば、飛行しながら食べることができます。
逆に、捕まえた獲物が大きい場合は近くの木や葉に止まってから食事をします。
ちなみに、トンボの幼虫であるヤゴも成虫同様に肉食です。
トンボの種類によって異なりますが、ミジンコやイトミミズ、オタマジャクシ、小魚といった水中の小動物を捕らえてエサとして食べて成長していきます。
トンボの幼虫は非常に食欲旺盛であるため、同種や別種の幼虫同士で共食いをすることもあるほどです。
トンボの餌で家にあるものが使える?
家の中にあるもので、トンボのエサとして使えるものとしては「ひき肉」が挙げられます。
前章にあるように、成虫のトンボは柔らかい昆虫を好んで食べるので、これをひき肉で代用することができるわけですね。
ただ、ハエや蛾のように好んで食べるかというとそうではなく、残念ながら成虫のトンボは積極的にはひき肉は食べようとはしません。
そのため、トンボを飼育していて、エサの用意がまったくない状態での応急処置としてのエサとなります。
もしも、トンボを飼育するためにエサを用意するのであれば、以下のようなものが挙げられます。
2・釣りエサの幼虫
以上です。
1番目の「羽虫を中心とした昆虫類」はそのままですね。
前章にある蚊・ハエ・蛾・蝶などの昆虫を野外で捕獲して、トンボにエサとして与えるわけです。
ただ、この方法は「野生の昆虫を捕まえる」という手段の都合上、非常に負担が大きいです。
トンボはかなりの大食漢として知られており、このやり方は難しいという方が多いかと思います。
そこで、2番目の「釣りエサの幼虫」が大変便利です。
市販されているサバ虫(ハエの幼虫)やミミズ、ミールワームをトンボにエサとして与えるわけですね。
この方法であれば、大量のエサを安定して入手できるので、労力がかからずおすすめです。
また、これらのエサをトンボに与える時は、エサのたびにトンボを捕まえるか、トンボが止まっているところまで近づいた上で、ピンセットなどでエサを与える必要があります。
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まとめ
トンボはエサとして身体が柔らかい昆虫を好んで食べています。
また、トンボを飼育している場合は、エサとして釣りエサの幼虫を与えると便利です。