交通事故は一瞬で大怪我などをもたらす危険があります。
特に、歩行者は何にも守られるものがないことが多いため、車に乗車している人より甚大な被害を被りやすいです。
自動車を運転する人はもちろん、自分の命を守るために「歩行者側の交通事故対策」もしっかりとしておきたいですよね。
しかし、交通事故対策をするにしても、具体的などんなポイントに注意すべきかわからないと難しいです。
そこで今回の記事では、交通事故対策で歩行者が注意すべきポイントについて、お伝えさせていただきます。
交通事故対策で歩行者が注意すべきポイントはこれ!
1・時間帯
歩行者が交通事故の被害に合うことが多い時間帯が「17時~19時」です。
「夕暮れ時」や「たそがれ時」、「日暮れ時」などと呼ばれるこの時間帯は、他の時間に比べて交通事故の件数が突出して高いです。
暗くなるのが早くなる10月以降は特に危険ですね。
そのため、歩行者が外出する場合、「17時~19時」の時間帯を避けることが交通事故対策に繋がるというわけです。
基本的には、明るい昼間のうちに外出をしたいところですね。
2・車道から離れて歩く
車道の近くを歩く場合は、「車道から1メートル以上離れて歩く」ことが交通事故防止に効果的です。
当たり前のことではありますが、車道に近いとそれだけ自動車と接触する可能性が高くなりますからね。
また、歩道と車道がガードレールなどによって隔離されている場合、それを乗り越えたり、車道側へ出るような行動もやめましょう。
例えば、自分が歩いている方向から別の歩行者や自転車などが来ると、それを避けるためにガードレールなどの隙間から車道側へ出ることがあります。
こういった、ちょっとした行動が原因で交通事故にあう可能性も十分に考えられます。
そのため、歩行者の交通事故を防ぐためには、車道から距離を取ることが重要になるわけですね。
3・反射材を身につける
「反射材」とは、再帰反射という性質をもつ素材のことを言います。
再帰反射という性質をもっていると、「光がどのような方向から当たっても光源に向かってそのまま反射する」ようになります。
上記にもあるように、交通事故が多い時間帯は暗いため、歩行者の存在を目立たせる必要があります。
そこでこの「反射材」が役に立つわけですね。
反射材を身に着けていると、自動車の運転手から見て50メートル離れていても歩行者を認識することが出来るようになります。
これは、白い服のような明るい色の衣類を身に着けている場合よりも、はるかに長い距離になります。
そのため、自動車の運転手にいち早く歩行者の存在を教えたい時は、手首や足首、荷物などに反射材を付けておくと効果的です。
4・横断歩道を渡る時は信号以外も見る
横断歩道を渡る際は信号が青になったから渡るのではなく、信号が青なり、さらに自動車の停止を確認してから渡るようにしましょう。
「歩行者側の信号が青だから、車は来ないだろう」という考え方は危険です。
自動車側の信号が変わるギリギリのタイミングで走ってくる車もいますし、渋滞などが起きている道路を横断する場合、横断歩道があるスペースまで自動車が侵入してくることなどがあるからです。
また、街によっては路面電車が走っていることもありますので、その場合は車と電車の双方に注意を払う必要があります。
そのため、車や電車がしっかりと停止してから横断歩道を渡るようにしましょう。
5・単路での横断
単路で多い交通事故は、歩行者から見て左側から来た車との衝突です。
自動車の運転手が注意しているのは、基本的に左側からの人の飛び出しだからですね。
対向車線側から人が横断してくることは想定していないことが多いです。
そのため、歩行者は右側から来る自分に近い車と同じくらい、左側から来る車に注意しておきましょう。
上記にある反射材を身に着けたり、手を挙げるなどして運転手に自分の存在を教えてあげることが重要です。
交通事故に関するその他の情報
まとめ
交通事故は命の危険が生じることもある重大な事故です。
その交通事故を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。