「新型コロナウイルス」が世界各地で猛威をふるっています。
もちろん、日本も例外ではありません。
そんなコロナウイルスですが、感染予防のために空気清浄機が役立つのではないかと考える方が多いかと思います。
製品にもよりますが、細菌などであれば空気清浄機が対処してくれることがあるため、コロナウイルスにも効果があるか気になりますよね。
そこで今回の記事では、コロナウイルスに空気清浄機は効果があるのかについて、お伝えさせていただきます。
コロナウイルスに空気清浄機は効果があるのか?
結論から言えば、コロナウイルスに対して空気清浄機は効果はまずありません。
何故かと言うと、多くの空気清浄機は空気中のホコリや汚染物質などを除去する機能はありますが、ウイルスのような極小の存在を除去するには至らないからです。
もちろん、空気清浄機によっては細菌やウイルスなどに効果がある製品があるかもしれませんが、多くの場合、ウイルスは細菌よりも更に小さいため、空気清浄機に備え付けられているフィルターをすり抜けてしまうわけですね。
具体的には、一般的な細菌の大きさが1~10マイクロメートル(1000分の1~100分の1ミリ)であるのに対して、一般的なウイルスは細菌の約50分の1程度の大きさしかないからです。
これらのことから、残念ながらコロナウイルス対策に空気清浄機を使う方法は合理的とは言えないでしょう。
そのため、コロナウイルス対策には空気清浄機を使用する方法ではなく、他の方法を採用した方が無難です。
コロナウイルスの予防対策に効果がある方法とは?
コロナウイルスを予防する上で重要なのが「感染ルートを理解しておくこと」です。
コロナウイルスの感染ルートを理解して対策を講じ、感染の可能性を減らすわけですね。
コロナウイルスに感染する場合は、おおまかに「飛沫感染」と「接触感染」の2つのルートが考えられます。
まず「飛沫感染」ですが、コロナウイルスに感染した人間のくしゃみ・咳(せき)・つばなどの飛沫と一緒に放出されたウイルスを、別の人間が口や鼻から吸い込み感染する感染ルートになります。
例えば、学校や職場、満員電車などの人口密度が高い場所でコロナウイルスに感染している人がくしゃみや咳をすると、吐き出されたウイルスを吸い込んだ人が感染してしまうことになります。
ちなみに、いわゆる咳エチケットは、個人が咳・くしゃみをする時にマスクをして口や鼻を抑えることで、他の人に感染することを防ぐことを言います。
次の「接触感染」は少々複雑です。
接触感染の一例としては、
2・その手でドアノブなどの周りの物に触れて、ウイルスがその部分に付着する
3・別の人がその物に触ってウイルスが手に付着する
4・ウイルスが付着した手で顔などを触る
以上のようなものとなります。
このように、コロナウイルスに感染している人がその場にいなかったとしても、付着したウイルスが他の人に付着することで感染が広がっていきます。
そのため、多くの人が触る機会があるものには注意が必要になります。
例えば、電車やバスのつり革、照明のスイッチ、ドアノブ、パソコンのマウスやキーボード、ボールペンなどですね。
また、スマホやiPhoneのように、日常的に手で触る道具類にウイルスが付着してしまうと、手を洗っても再度それらを触ることでウイルスが付着することになるので注意が必要になります。
ちなみに、コロナウイルスの感染予防の方法については、以下の記事に情報をまとめています。
まとめ
コロナウイルスに関する情報はまだまだわからないことが多く、不安ですよね。
そんな状態を改善するために、この記事がお役に立てれば幸いです。