バッタが起こす蝗害とはどんな災害なのか?原因についても紹介

バッタの大量発生がアフリカで起きています。

「蝗害(こうがい)」と呼ばれる災害ですね。

この蝗害ですが、日本では馴染みがないため、どのようなものなのかよくわからないと思います。

また、どういった原因で蝗害が発生するのかも知っておきたいですよね。

そこで今回の記事では、

  • バッタが起こす蝗害とはどんな災害なのか?
  • バッタが蝗害を引き起こす原因とは?

これらのことをお伝えさせていただきます。

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バッタが起こす蝗害とはどんな災害なのか?

「蝗害(こうがい)」とは、大量発生したバッタがあらゆる食料を食い尽くしながら集団で大移動を行う災害のことを指しています。

蝗害時のバッタはとてつもない存在で、過去に起きた事例では、ケニアで1,000億匹から2,000億匹のバッタに主食のメイズやソルガムなどの穀物が食い荒らされた記録があります。

他にも、ソマリアでは農作物が壊滅したとして2020年2月に非常事態が宣言されています。

日本も例外ではなく、過去に北海道や沖縄でトノサマバッタが大量発生しており、蝗害による被害が発生しています。

バッタの集団は進路上にあるあらゆる作物を食い荒らすので、群れの規模によっては国家の経済に大打撃を与えることもある恐ろしい存在ですね。

特に、アフリカでは毎年のようにバッタが大量発生しているため、食糧安全や経済活動に多大な悪影響をもたらしています。

また、よく勘違いされますが、バッタを引き起こすのはバッタ(サバクトビバッタやトノサマバッタなど)であり、蝗(イナゴ)ではありません。


ちなみに、日本でも蝗害は発生していますがその頻度は他の国と比べると少ないです。

これはいくつかの要因があり、

1・狭く平原の少ない日本の土地ではバッタが密集しにくい
2・バッタの天敵であるカビがいる
3・近代以降は殺虫剤の発達・普及により抑止が簡単になった
4・蝗害が発生する気候条件に合わない

以上のようなことが挙げられます。

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明治や昭和の時代には北海道などで猛威をふるっていますが、平成以降は薬剤散布などが簡単になったために抑止が出来るようになりました。

また、日本では蝗害を引き起こすトノサマバッタの天敵であるカビ(エントモフトラ属のカビ)の存在が大きく、最終的にはこのカビがバッタの個体数減少に大きな影響を与えています。

バッタが蝗害を引き起こす原因とは?

バッタが蝗害を引き起こす条件は様々なものがあります。

これはバッタの習性に深く関わりがあり、蝗害を引き起こすバッタは「群生相(ぐんせいそう)」と呼びます。

「群生相(ぐんせいそう)」のバッタは通常のものとは違い、以下のような特徴があります。

1・身体が平たくなり小さくなる
2・身体に対して羽が大きくなる
3・身体全体が黒くなる
4・後ろ足が長くなる
5・大量の食料を食べ、性格が攻撃的になる
6・長距離を飛行する
7・集団で移動する

以上です。

我々がよく知るトノサマバッタを例に上げると、通常のバッタは緑色をして大人しい性格をしています。

長距離を飛行するような能力もないこの状態を「孤独相(こどくそう)」と呼びます。

この孤独相の状態のバッタが上記にある群生相と呼ばれる状態に変異することで蝗害が発生するわけですね。

この変化を「相変異(そうへんい)」と呼びます。

バッタが「相変異(そうへんい)」を引き起こす条件はいくつかあり、

1・バッタ同士が一定範囲内に密集して集団生活をしている
2・台風などにより大雨が降る
3・広い草原や耕作地のようなバッタの産卵にしているような場所がある
4・大群を維持するための食料がある
5・上記の状態が長期間に渡り続く

以上です。

このような特殊な条件を満たした場合に蝗害は発生します。

特に、「集団で密集した環境での生活」という部分が、バッタに対して糞からのフェロモンやバッタ同士のぶつかる衝撃などにより、相変異を引き起こすのではないかと言われています。

まとめ

バッタが引き起こす蝗害は本当に恐ろしい災害です。

そんな蝗害に対する情報はしっかりとしたものを得ておきたいですよね。

そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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