気温と湿度が上がってくると、ダニが活発に動き回るようになります。
ダニに刺されて、朝起きたら身体がかゆくてたまらないという方も多いのではないでしょうか?
こんな状態で生活するなんてあり得ませんよね。
ダニ対策を布団に施し、ダニを徹底的に駆除したいところです。
そこで今回の記事では、ダニ対策で布団の場合の対処方法についてお伝えさせていただきます。
ダニ対策で布団の場合はどんな対処方法があるのか?
ダニは何故布団に大量発生するのか?
ダニは高温多湿な環境を好みます。
最近の日本家屋は断熱性や気密性に優れているため、湿度の調整が難しいこともあり、ダニにとっては都合の良い環境になることが多いです。
そして、睡眠中にかいた汗を吸った布団は一定の温度と湿度をもつため、ダニの温床になってしまうのです。
布団を敷きっぱなしにしてしまうと裏側にカビが生えてしまうケースがあるように、人は寝ている間にかなりの汗をかくからですね。
また、使用している寝具が羽毛や羊毛のような天然繊維である場合、さらにダニが繁殖しやすくなってしまいます。
ダニ対策を布団に施す
1・布団を乾燥・加熱する
上記にあるように、ダニは高温多湿な環境を好みます。
そのため、布団を天日干しするなどして乾燥・加熱することがダニ対策に繋がります。
また、掛け布団だけでなく、敷布団やマットレス、枕なども可能なら天日干しすると良いでしょう。
特に枕はダニが非常に多く集まってきます。
これは高温多湿であること以外に、ダニのエサになるフケや髪の毛が大量にあるからですね。
天日干しをする注意点としては、布団を叩かないことです。
布団を叩くと内部のダニの死骸などが表面に出てきたり、細かく砕かれて飛散しやすくなってしまうからです。
ちなみに、天日干し以外では布団乾燥機やスチームアイロンを使う方法もあります。
ダニは60℃以上の熱に弱いため、布団乾燥機で熱風を当て続けることでダニを駆除できます。
その際は布団全体へ熱風が当たるようにすると良いでしょう。
コインランドリーなどにある乾燥機もおすすめです。
スチームアイロンを使用する場合は、作業を行う部屋を暗くしてからにしましょう。
これは、ダニは夜行性であるため、布団の奥に入り込んでいるダニを表面へ誘い出すためですね。
そうした後で、薄いタオルをあて布として使い、布団にアイロンを掛けていきましょう。
あて布をしないと布団の生地が傷んでしまうことがあるので、忘れないよう注意してください。
アイロンを掛け終わったら、しっかりと乾燥させて湿気を取るようにしましょう。
2・布団を洗濯する
もしも、布団や枕が洗濯機で水洗いできるなら是非行いましょう。
ダニやその死骸・フンなどの多くを効率的に取り除くことが出来ます。
汗をよくかく夏場では、布団のシーツや枕カバーを一定周期で洗うことを意識すると良いでしょう。
洗濯をする場合は、天候が良く日差しが強い日に行うようにすると、しっかりと乾燥させることが出来るのでおすすめです。
3・ダニを掃除機で吸い取る
天日干しや洗濯後、室内に取り込んだ布団に掃除機を使ってダニを吸い取ります。
掃除機を使いダニや死骸などを吸い取る場合は、片面1分間を目安にすると良いでしょう。
また、布団掃除専用のノズルなども販売されているため、もしそれらがあるなら積極的に使っていきましょう。
そういったものが無い時は、掃除機の先に不要になったストッキングを被せることで代用することも可能です。
注意点としては、ダニを掃除機で吸い取る場合、吸い取ることが出来るのは布団の表面にいるものがほとんどだということです。
生きているダニは布団の奥に入り込んでいるため、掃除機で吸い取ることは難しいわけですね。
ですので、布団に掃除機は使う際は、上記の天日干しや洗濯をした後にするのが効果的です。
4・熱湯をかける
ダニは60℃以上の熱に弱いため、熱湯をかけることが出来れば一撃で駆除することが出来ます。
ただ、この方法でダニを駆除する場合は、熱湯によって寝具の素材が傷むことを忘れないようにしましょう。
場合によっては肌触りが悪くなることなどが考えられるからです。
5・薬剤を使う
寝具に対して使うダニ用の薬剤を使用するのもありです。
薬剤の種類にもよりますが、殺虫効果以外に防虫効果も期待できるものがあります。
そのため、一定期間効果を発揮し続けることと、扱いの手軽さが大きなポイントになります。
ただ、肌に直接触れる寝具に散布する形になるかと思いますので、用法用量をしっかりと守り、化学薬品に敏感な方などは慎重に扱うようにした方が無難でしょう。
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まとめ
ダニに刺されるとかゆみや痛みで本当に不快ですよね。
そんな環境を改善するため、ダニ対策にこの記事がお役に立てれば幸いです。