SSDのデータ復旧は自分で出来る?認識しない原因とは?対処方法は? | ごろん小路。

SSDのデータ復旧は自分で出来る?認識しない原因とは?対処方法は?

突然「SSD」が認識されなくなり、正常にパソコンが動かなくなることがあります。

HDDと違ってSSDは壊れる前の予兆も少なく、データのバックアップが間に合わないことも珍しくありません。

何とかSSDのデータを復旧したいところですが、やり方がわからないと手が出せないですよね。

そこで今回の記事では、

  • SSDのデータ復旧は自分で出来る?
  • SSDを認識しない原因とは?
  • SSDを認識しない時の対処方法とは?

これらの情報をまとめてみました。

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SSDのデータ復旧は自分で出来る?

SSDのデータを復旧する方法としては、以下の2つのやり方があります。


1・データ復元ソフトを使う
2・システムの復元を試みる

以上です。

1番目の「データ復元ソフトを使う」はそのままですね。

何らかの異常が生じて正常に機能しなくなったSSDに対して、データを復元する機能をもつソフトを使うことを指しています。

「Tenorshare 4DDiG」などのツールが有名でしょうか。

データ復元ソフトをダウンロードした後は、ソフトの指示に従ってインストールを行い、該当するSSDのデータを復元していきましょう。

注意点としては、データ復元ソフトの多くは有料商品であり、使用に何らかの制限がある場合が多いことです。

例えば、上記のTenorshare 4DDiGなら2GBまでのデータであれば復元可能ですが、それ以上のデータの復元は有料版が必要になります。


2番目の「システムの復元を試みる」とは、システムが正常に動作していた時点に戻すことで、SSDのデータを復元する方法です。

以下のような手順で実行可能です。


1・「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」を開く
2・「システム」→「バージョン情報」→「システムの復元」をクリック
3・「システムの保護」タブをクリック→「システムの復元」をクリック

以上です。

注意点として、これらのデータ復元方法はSSDの物理的な故障や寿命には対応していないことです。

また、SSDは元々データを復旧させにくい記憶装置であるため、定期的なバックアップが大切です。

SSDを認識しない原因とは?

パソコンがSSDを認識しない原因としては、以下のようなものが挙げられます。


1・物理的な問題
2・ファイルシステムやソフトウェアなどのエラー
3・寿命

以上です。

1番目の「物理的な問題」とは、ケーブルなどが上手く接続できていない・何らかの故障が発生しているといったことです。

例えば、外付けSSDの場合は、パソコンに対してUSBケーブルを接続するかと思いますが、この接続がうまく行われていないなどです。

あるいは、SSDの回路や基板などが破損しているため、正常に機能していないといったことが挙げられます。


2番目の「ファイルシステムやソフトウェアなどのエラー」はそのままですね。

例えば、何らかの理由によりファイルシステムが破損した、ウイルス感染によって正常に動作しなくなったなどが該当します。

また、人間側の誤操作によるデータの削除や初期化もこれに当てはまります。


最後の「寿命」とは、SSDの書き込み回数の上限のことです。

SSDは、NAND型フラッシュメモリ内の「セル」と呼ばれる部分に電子を出し入れすることでデータの保存を行っています。

そして、データを書き込む度にこのセルが劣化するため、このデータの書き込み回数には上限が存在することになります。

これが実質的なSSDの寿命となっています。

そのため、寿命を迎えたSSDはデータのやり取りが上手く機能しないため、結果的に認識されないといったことが発生します。

SSDを認識しない時の対処方法とは?

SSDがパソコンに認識されなくなった場合、以下のような対処方法が効果的です。

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1・ケーブルの接続状態を確認する
2・デバイスドライバーを更新する
3・ドライブ文字を変更する

以上です。

1番目の「ケーブルの接続状態を確認する」はそのままですね。

前章にもあるように、外付けSSDの場合はケーブルの接続不良がまず考えられます。

SSDの電源ランプを確認して、正常に動作しているかをチェックすると良いでしょう。


2番目の「デバイスドライバーを更新する」とは、デバイスドライバーに不具合などが発生している場合、更新することで症状が解決する可能性があるためです。

まずは、「デバイスマネージャー」画面からデバイスドライバーが認識されているか確認してください。

Windows11の場合、以下のやり方でデバイスドライバーを更新できます。


1・タスクバー左下の「スタートボタン」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択
2・「ディスクドライブ」にある対象のSSDを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択
3・ポップアップウィンドウで「ドライバーを自動的に検索」を選択

以上です。


最後の「ドライブ文字を変更する」とは、ドライブに対して表示される「ローカルディスク(C:)」などの変更を行うことです。

より正確には、カッコ内に記載されたアルファベットのことですね。

このドライブ文字を変更することで、SSDが正常に認識される場合があります。

Windows11の場合、以下のやり方でドライブ文字を変更することが可能です。


1・タスクバー左下の「スタートボタン」を右クリックし、「ディスクの管理」を選択
2・該当するSSDを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択
3・変更したいドライブ文字を選択し、「変更」をクリック
4・「次のドライブ文字を割り当てる」から任意の文字を選択して「OK」をクリック

以上です。

また、ドライブ文字の表示が消えている場合は、「変更」ではなく「追加」をクリックしてください。

Tenorshare 4DDiG

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まとめ

SSDのデータを復旧する方法としては、以下の2つのやり方があります。


1・データ復元ソフトを使う
2・システムの復元を試みる

以上です。

また、パソコンがSSDを認識しない原因としては、以下のようなものが挙げられます。


1・物理的な問題
2・ファイルシステムやソフトウェアなどのエラー
3・寿命

以上です。

上記の状態を解決するためには、「ケーブルの接続状態を確認する」・「2・デバイスドライバーを更新する」・「3・ドライブ文字を変更する」といった方法が効果的です。

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