小さなセミのような昆虫が家の中へ入ってくることがあります。
「ヨコバイ」ですね。
あまり知られていない害虫であるヨコバイですが、ムカデなどのように人へ被害を与えるか気になります。
また、万が一ヨコバイに刺されてしまったらどうすれば良いのかも知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- 「ヨコバイ」という虫はどんな生き物なのか?
- ヨコバイは人を刺すことがあるのか?
- ヨコバイに刺されたらどう対処すれば良いのか?
これらのことをお伝えさせていただきます。
「ヨコバイ」という虫はどんな生き物なのか?
「ヨコバイ」は、ヨコバイ科カメムシ目・頚吻亜目に分類される小さなセミのような姿をした昆虫です。
ただ、ヨコバイはセミとは違い、幼虫・成虫ともに地上で生活しているため、人が目にする機会が多いと言えるでしょう。
ヨコバイはセミのように鳴く虫ではあるのですが、人の耳で捕らえられない音で鳴いているので、ヨコバイが鳴くことを知らない人も多いですね。
ヨコバイが歩くときに横にずれながら移動するため、「横這い(そのまま!)」という名前が付いたとされています。
また、ヨコバイは植物の茎や葉に穴をあけて吸汁する吸汁性害虫であり、芝生などをはじめ多くの植物を吸汁しています。
ヨコバイに汁を吸われた植物は、その葉が著しく歪んだり、唾液毒素により萎縮するといった悪影響が現れます。
特に、芝生をはじめイネ科の植物ではウイルスを媒介する存在であり、イネ萎縮病などを発症させて大きな被害をもたらすことが危険視されています。
ちなみに、蛾などと同様に紫外線を発する蛍光灯などに誘引される習性があります。
夜間などに玄関灯や部屋から漏れる光に集ってくるのはこのためですね。
そのため、ヨコバイが家の周辺や家の中へ入ってくることを対策する場合、家の光源をLEDに変更することが効果的だとされています。
ヨコバイを家の中へ侵入させないための対策方法に関しては、以下の記事に情報をまとめています。
ヨコバイは人を刺すことがあるのか?
結論から言えば、ヨコバイは人を刺すことがあります。
前章にもあるように、ヨコバイは植物から汁を吸い取って生きている昆虫です。
そのため、植物から汁を吸い取るための尖った口(吻)が人を刺すことがあるわけですね。
ただ、蚊などのように吸血を行うなどといったことはまったくありません。
植物に対して汁を吸う動作を、たまたま人の肌の上で行ってしまっただけということがほとんどです。
ヨコバイに刺されたらどう対処すれば良いのか?
基本的に、ヨコバイはスズメバチのような強い毒性はもっていません。
そのため、ヨコバイに刺されたとしても、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
しかし、ヨコバイが事前に吸汁していた植物の成分が、ヨコバイの尖った口(吻)に付着していた場合は、それが原因でアレルギー反応を起こす可能性があります。
そういった時は、あせも用などの抗炎症剤を患部に塗ると収まる場合が多いのでおすすめです。
あるいは、ヨコバイの唾液酵素を熱処理するというやり方もあります。
ヨコバイに刺された患部が痒くなくなるまで45℃~47℃のシャワーに当てる事によって、症状を緩和させることが出来るわけですね。
ただ、ヨコバイに刺された箇所に炎症や激しい痛みなどが生じている場合は、念の為病院を受診するようにしてください。
アレルギー反応が酷い場合は、体調に何らかの悪影響が生じることがあるからですね。
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まとめ
ヨコバイはあまり知られていない昆虫ですから、そんなヨコバイに刺されるなどしたら焦ってしまいますよね。
そんな事態を解決するために、この記事がお役に立てれば幸いです。