「ムカデに子どもが噛まれた!」
ムカデはちょっとした隙間から家の中へ入り込んでくるため、子どもが噛まれてしまうことがあります。
ムカデには毒があるため、子どもへ応急処置を施す必要があるわけですが、きちんとしたやり方を知っておきたいですよね。
また、病院では何科を受診するのかも気になるところです。
そこで今回の記事では、
- ムカデに噛まれた子どもへの応急処置はこれ!
- ムカデに噛まれたら病院の何科を受診するのか?
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
ムカデに噛まれた子どもへの応急処置はこれ!
1・ムカデのトゲを取り除く
ムカデに噛まれた時に、子どもの皮膚にムカデのトゲなどが残ってしまうことがあります。
まずは、子どもの皮膚に残ったこれを毛抜きなどで取り除いてしまいましょう。
ムカデのトゲを折らないように慎重にやると良いでしょう。
2・患部にお湯をかけ続ける
ムカデに噛まれた直後であれば、患部にシャワーなどを使ってお湯をかけ続けましょう。
ムカデの毒は42℃~43℃以上になると不活性化するので、噛まれた場所を5分以上洗い流します。
こうすることでムカデの毒が拡がることを防止することが出来るわけですね。
また、この対処方法の肝は42℃~43℃以上をキープすることにあります。
洗面器に入れたお湯を使うなどすると、すぐに温度が下がってしまうので毒の不活性化が上手くいかない可能性があります。
そのため、シャワーなどの流水をかけ続け、温度を一定に保つように気をつけましょう。
そして最後に、ムカデに噛まれてからある程度の時間が経過している場合、お湯をかけることは逆効果になることに注意して下さい。
3・患部にステロイド系の外用薬を塗る
ムカデに噛まれた場所を中心に、ステロイド系の軟膏やクリーム(リンデロン軟膏・ネリゾナユニバーサルクリーム・オイラックスH軟膏など)を塗りましょう。
ムカデの毒はかなり強力であるため、症状を軽減するためにはステロイド系の薬でないと効果がないことがあるからです。
そして、薬を患部に塗る際は、ムカデに噛まれた場所を中心に広範囲へ塗るようにして下さい。
また、使用する薬がスポンジで患部に塗るようなタイプである場合、その薬は廃棄した方が安全です。
何故かと言うと、薬を塗るスポンジ部分にムカデの毒が付着する可能性があるため、それ以降の使用の際に毒が傷口などに付着してしまう危険があるからです。
4・ムカデに噛まれた子どもの症状をよく観察する
ムカデに噛まれた場合、「アナフィラキシーショック」を起こし、急激なアレルギー反応が全身を襲う可能性があります。
「アナフィラキシーショック」とは、全身の皮膚・粘膜・呼吸器・循環器などの全身にアレルギー反応が現れ、その結果『血圧が急激に下がってしまう』『意識を失う』などの症状を発現した状態のことを指します。
ムカデの毒の場合は、
2・皮膚が広範囲に渡り痒くなり、赤くなる
3・唇、舌、口の中、まぶたが腫れる
以上のような症状が子どもに現れている場合、アナフィラキシーショックが発現していると考えた方が良いでしょう。
この他にも、頭痛・発熱・めまい・吐き気のように、子どもの症状に違和感を感じたらすぐに病院で医師の診察を受けた方が無難です。
ムカデに噛まれたら病院の何科を受診するのか?
ムカデに噛まれた場合は、病院で「皮膚科」を受診しましょう。
ムカデに噛まれたのが小さな子どもである場合、大人よりも毒による症状が激しいことがあります。
明らかな異常が見られる場合は、迷わずに病院へ行くようにして下さい。
また、子どもの体格などによって個人差がありますが、アナフィラキシーショックが出るまでの時間の目安として「スズメバチで約15分」とされています。
ムカデの毒はスズメバチほど強力なものではありませんが、一応の目安に出来るかと思います。
ムカデに関するその他の情報
ムカデに関するその他の情報は、以下の記事にまとめてあります。
ムカデに噛まれた時の症状はこれ!どの程度の期間続くのかも紹介
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まとめ
可愛らしい子どもがムカデに噛まれたら本当に心配ですよね。
そんな状態をすぐに解決するために、この記事がお役に立てれば幸いです。