近年、たけのこ採りで「熊」と遭遇する事件が多くなっています。
当然、怪我人なども出ているため、たけのこ採りをする方は様々な注意が必要となります。
しかし、具体的にどうすれば熊との遭遇を避けることが出来るのか、よくわかりませんよね。
また、万が一、熊と遭遇してしまった時の対処方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 熊とたけのこ採り中に遭遇しないための方法はこれ!
- 熊とたけのこ採り中に遭遇してしまった時の対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
熊とたけのこ採り中に遭遇しないための方法はこれ!
1・熊に人間の存在を教える
熊は人間がそこにいることを察すると、その場所に近寄らないようにする習性があります。
人間が熊に対して警戒心を覚えるように、熊も人間に対して警戒をするわけですね。
そのため、熊避けの鈴などで熊に人間の存在を教えることにより、熊との突発的な遭遇を回避することが出来ます。
注意点としては、熊避けの鈴などのように、恒常的に音が出るものを身に付けていると、周囲の異音を聞き取ることが難しくなる可能性があることです。
また、熊避けの鈴を持っていても、見通しの悪い林内やササ地などの草藪など、視界が悪い場所へ近寄らないようにしましょう。
こういった場所は熊と突発的に遭遇をしてしまう可能性が高いです。
もちろん、早朝や夜間のような見通しが悪くなる暗い時間帯も同様です。
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2・熊の痕跡の有無
たけのこ採りを行う場所の周囲に、「熊の足跡や糞」などの熊がいた痕跡がある場合は非常に危険な状態です。
たけのこは熊が好んで食べるものの1つであるため、たけのこがある場所を熊が覚えると、たけのこを食べるために定期的に現れるようになるからです。
当然、人間との突発的な遭遇をする可能性が高くなりますし、「自分の食料を人間が奪いに来た!」と熊が攻撃をしてくることも考えられます。
そのため、熊がいた痕跡がある場合はすぐにその場所から離れるようにしてください。
もちろん、すでに熊の目的情報などが出されている場合は、たけのこ採りを中止することを検討すべきです。
熊とたけのこ採り中に遭遇してしまった時の対処方法とは?
熊とたけのこ採り中に遭遇してしまった時の対処方法は、自分と熊との距離によって変わります。
1・熊との距離が離れている場合(100m)
熊との距離が100m以上離れている場合、そもそも熊が人間に気がついていない可能性があります。
その場合は、声を出さずに静かにその場所から離れるようにしてください。
熊がたけのこを食べている時は、「ポキッ、ポキッ」というたけのこが折れる音でわかることもあります。
逆に、「パニックになり走り去る」・「大きな悲鳴を上げる」などをして熊を刺激してしまうと、熊の警戒心に火を付ける可能性が高いです。
当然、熊の攻撃対象になる可能性があるため、絶対にやめておきましょう。
また、前章にもありますが「熊の足跡や糞」などがある場合は、熊の姿が無かったとしてもすぐに移動をしてください。
2・熊との距離が近い場合(20~50m)
熊との距離が近い場合でも、基本的な対処方法は「熊から静かに離れる」ことになります。
ただ、上記のように距離がある場合とは違い、人間が驚いて突発的に走って逃げたり、大声で怒鳴ったりすると熊が防衛的な攻撃をしてくる可能性があります。
逆に、熊を目の前にしてまったく動かないことも非常に危険です。
こちらが動かないでいると、熊に「こいつは敵だ」と判断されて襲われる危険性が高くなってしまうからですね。
また、熊が威嚇行動の一種として人間へ向かって突進してくることがあります。
熊の突進に備えて、移動する時は熊との間に障害物(立木など)が来るように移動するようにしましょう。
そして、熊の突進が止まらず、3~5mほどの位置まで接近してきた場合は、すぐに熊撃退用スプレーを熊の顔目掛けて噴射してください。
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熊に関するその他の情報
熊とたけのこ採り中に遭遇しないための方法はこれ!遭遇してしまった時の対処方法も紹介
熊と登山中に遭遇した時の対処方法はこれ!遭遇しないためのやり方も紹介
まとめ
たけのこ採りは熊と遭遇する可能性があるので、万が一の自体に陥った時は正しい対処方法を試みるようにしましょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。