「熊」は秋になると冬眠に備えてエサを探し回るようになります。
その結果、エサを求めて人間の住居に出没するようになるわけですね。
当然ですが、熊は危険な猛獣であるため、自分の家の周囲をウロウロされるなんて絶対に許すことは出来ません。
そこで今回の記事では、熊を家に近寄らせない侵入防止方法について、お伝えさせていただきます。
熊を家に近寄らせない侵入防止方法はこれ!
1・熊のエサを家の周囲に置かない
熊は雑食性であるため、人間が出した残飯や生ゴミなどをエサとして食べることが出来ます。
そのため、屋外に残飯や生ゴミなどを置いていたり、コンポストなどを利用していると熊を呼び寄せる原因となることがあります。
また、家庭菜園のように敷地内で作物を育てている場合、それを目当てにして熊がやってくることがあります。
こういった作物は早めに収穫し、不要になった農作物・収穫しない果実・落下した果実などは、放置したり周囲に捨てたりしないようにしましょう。
また、食用などに利用しない果樹は伐り倒しておくことも効果的です。
2・家の周囲を刈り払う
家の周囲に雑草が生い茂っている場所があれば、刈り払って見通しを良くしておきましょう。
見通しを良くすることでクマが近づきにくくなります。
熊以外にも害虫対策にも繋がるのでおすすめですね。
また、熊はザゼンソウ・フキ・セリ科などの植物を食べるので、これらが生息しているのであれば取り除いておくことをおすすめします。
3・匂いで追い払う
多くの害獣の天敵である「オオカミの尿の匂い」を利用し、民家へ熊を近寄らせないようにします。
基本的にオオカミの尿を入れた容器を設置するだけなので、設置に関わる費用・手間が少なく、女性や高齢者でも簡単に扱うことが出来ます。
また、「オオカミの尿の匂い」という性質上、単に熊の侵入を防ぐのではなく、生活圏の住み分けを行わせるという点に優れています。
熊からすると「その場所に危険がある」というわけではなく、「ここから先は狼のナワバリである」となるわけですね。
ただ、容器にオオカミの尿を入れて設置するという都合上、定期的に補充などを行う必要があります。
それに伴う費用や労力は発生することになるので、その点だけは注意をしておきましょう。
ウルフピー
4・電気柵
一定範囲内に熊が侵入することを防ぐのがこの電気柵です。
上記のウルフピーが「ナワバリによる住み分け」なら、こちらは「熊を物理的に絶対に侵入させない!」といったものとなります。
熊の侵入防止には非常に効果が高いのですが、ウルフピーと比較すると設置費用や労力がかかる製品であることに注意をしておきましょう。
また、製品説明にもあるかと思いますが、防護線に触れますと感電してしまいます。
そのため、「感電注意」の表示板を取り付けるなどの予防策を講じておくようにしてください。
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まとめ
熊が自分の住んでいる家の周辺に出没すると本当に怖いですよね。
そのような事態を防ぐために、この記事がお役に立てれば幸いです。