「野生の猿」が畑に出没するように本当に困ってしまいますよね。
せっかく育てた野菜などを野生の猿に荒らされると最悪です。
しかし、野生の猿から畑を守るにしても、具体的な方法がわからないと対策を講じにくいです。
そこで今回の記事では、野生の猿から畑を守る対策方法について、お伝えさせていただきます。
野生の猿から畑を守る対策方法はこれ!
1・猿のエサとなるものを取り除く
野生の猿が人間の生活圏に出没する場合、その多くがエサを求めてのことです。
そのため、畑や自宅周辺にある猿のエサとなるものを取り除いていくことが効果的です。
例えば、家の近くに生ゴミ・農作物・地面に落ちた果物・お墓のお供え物などがある場合、野生の猿がこれらを求めて家の近くに出没するようになります。
猿が「ここに来ればエサがある」と学習するわけですね。
そのため、こういった猿のエサとなるものを家の近くから取り除いていきましょう。
とくに、放置されている果樹などは猿以外の害獣を呼び寄せる原因にもなるため、可能であれば伐り倒すことをおすすめします。
また、鍵付きの倉庫に農作物を納めるなど、猿が手出しできないような場所に保管をすることも重要です。
2・猿が隠れる場所を減らす
背丈が高い雑草などを放置していしまうと、そこが野生の猿が身を隠す場所として利用するようになります。
必然的に、猿と畑や自宅などとの距離が縮まってしまうため、猿が畑へ被害をもたらしやすくなってしまうわけです。
また、不要な木を伐っておくことも重要です。
猿は人間が木登りができないことを知っているため、これも猿の隠れ家として利用されてしまいます。
木々を伝って畑や民家に侵入してくることもからもこれは明らかですね。
そのため、移動手段としての利用を防ぐことや、上に逃げられないように立ち木がない場所を作れば猿の逃げ場を減らせます。
3・準備をした上で猿を威嚇する
野生の猿が家の近くを徘徊している場合、大きな音で脅かしたり、ロケット花火や玩具のエアーソフトガンなどで威嚇して追い払うことが効果的です。
ただし、猿からの反撃を受けないように十分な対策をしてから行いましょう。
例えば、できるだけ大人数で大声を出して追い払うことが効果的です。
猿に恐怖心を与え、「ここに近寄ることは危険である」ことを学習させたいからですね。
ただ、野生の猿は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」によって守られていることに注意をしてください。
猿をいたずらに傷つけることは絶対にやめておきましょう。
4・柵を利用する
畑を柵で囲って野生の猿の侵入を防ぐという方法もあります。
猿対策の柵の場合、多くは物理柵と電気柵の両方を使う形で設置されます。
猿は手先が器用で身軽であるため、物理柵だけでは簡単に乗り越えられるからですね。
さらに、電気柵にも工夫が必要で、1秒毎に通電するタイプだと1秒未満で猿に通過される可能性があることに注意をしておきましょう。
例えば、猿に通電部分に触れさせるため、忍び返しを設けたり電気柵の上に樹脂ネットを被せたりすることが効果的です。
ちなみに、柵を使った猿対策では「おじろ用心棒」と呼ばれる獣害対策グッズが効果を発揮します。
「おじろ用心棒」は、ワイヤーメッシュ柵と電気柵に同時に猿が触れることで電流が流れ、侵入を防止する仕組みになっているものです。
もちろん、支柱にも電流が流れる構造のため、猿は支柱を登って侵入することもできません。
柵の設置が比較的簡単なのも良い点ですね。
イノシシ・シカ&サル対策用 防護柵 おじろ用心棒スプリング式 200mセット
野生の猿に関するその他の情報
まとめ
野生の猿に畑を荒らされると本当に辛いですよね。
そんな状態を改善するために、この記事がお役に立てれば幸いです。