「カマドウマ」という名前の虫をご存知でしょうか?
ジメジメした場所によく現れるバッタやコウロギに似た昆虫です。
このカマドウマですが、どういった昆虫なのかよくわからず悩むことがあるかと思います。
家の中へどこから入ってくるのかや人間に害があるのかも知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- カマドウマとはどんな虫?
- カマドウマは害のある虫なのか?
- カマドウマは家にどこから入ってくる?
これらのことをお伝えさせていただきます。
カマドウマとはどんな虫?
「カマドウマ」はカマドウマ科に属する昆虫で、「オカマコオロギ」や「便所コオロギ」とも呼ばれています。
バッタの仲間なのですが、カマドウマには羽がないためまったく飛ぶことはできません。
ただ、カマドウマは跳躍力が非常に高く、ジャンプをすると高さは3mにまで達することもあります。
カマドウマをケースなどで飼育していると、ケース内の壁に自ら激突して死んでしまうことがあるくらい強力な跳躍力を誇ります。
また、「オカマコオロギ」や「便所コオロギ」とも呼ばれているのは、カマドウマが暗闇と湿気を好む昆虫であり、昔のお釜やトイレの近くに頻繁に現れたということから、そう呼ばれるようになりました。
実際、現在でも洗面所やお風呂場、トイレといった湿気がある場所でカマドウマと遭遇することが多いです。
ちなみに、カマドウマは雑食の昆虫です。
カマドウマは落ち葉・樹液・小さな昆虫はもちろん、人が食べた食べかすや生ゴミなども食べることができます。
場合によっては共食いすることもあるため、こういったことが嫌われる要因の1つになっているのかもしれません。
カマドウマは害のある虫なのか?
結論から言えば、カマドウマは害のある虫ではありません。
ムカデやスズメバチなどとは違い毒はもっていませんし、ゴキブリのように衛生害虫でもありません。
ただ、その姿が不気味であることや、前章にもある共食いをすることがあるといった要因から不快害虫だとされています。
しいて挙げるならカマドウマは雑食であるため、場所によっては倉庫にしまっている屏風や古い本などを食べてしまうことがあり、食害を被ることもあるようです。
また、カマドウマは臆病な昆虫でもあるため、人間が直接手で掴むなどのことをしなければ、被害を受けることもないでしょう。
注意点としては、カマドウマの足には鋭い棘が生えているので、もしもカマドウマを手で触るようなことがあれば、その棘によって怪我をすることがあるかもしれません。
カマドウマは家にどこから入ってくる?
カマドウマが人間の家に入ってくる場合、そのほとんどは「ちょっとした隙間」からになります。
具体的な侵入経路としては、
2・エアコンのダクト
3・換気扇
4・玄関や窓の隙間
5・通風口
6・床下収納の隙間
7・床や壁のひび割れ、隙間
8・天井の隙間
以上です。
前章にもあるように、カマドウマは暗闇と湿気を好む昆虫なので、水回りや床下などに隙間があるとそこから侵入してくることが多いです。
また、カマドウマは夜行性ですので、昼間は暗い場所でじっとしており、夜になると活動を始めます。
夜のトイレや風呂場などで多く見かけるのはそのためですね。
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カマドウマに関するその他の情報
カマドウマに毒性はあるのか?人を噛むのかや刺されるのかも紹介
カマドウマの駆除方法とは?室内でのやり方や時期についても紹介
カマドウマとはどんな虫?どこから入ってくるのか害があるのか?
まとめ
カマドウマは人間にとって害ある昆虫ではありませんが、不気味な外見から忌避されることが多いです。
カマドウマが家の中に侵入してこないようにするためには、水回りの隙間を塞ぐと良いかと思います。