ウォーターサーバーの水の中に「白い浮遊物」や「黒い浮遊物」があるのを見ることがあります。
ウォーターサーバーは日常的に利用するものですから、健康への影響を考えるとその正体を知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- ウォーターサーバーの白い浮遊物の正体とは?
- ウォーターサーバーの黒い浮遊物の正体とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ウォーターサーバーの白い浮遊物の正体とは?
結論から言えば、ウォーターサーバーの白い浮遊物の正体とは「ミネラルの結晶」です。
この「ミネラルの結晶」は人体に害を与えるものではないため、そのまま普通に飲んでも問題ありません。
製品にもよりますが、市販されているミネラルウォーターのボトルには、「白い沈殿物は体に害はありません」などの注意書きが記載されていることがあります。
また、「ミネラルの結晶」は、ウォーターサーバーの天然水などミネラル分が豊富なミネラルウォーターで多く発生します。
とくに、沸騰や冷凍などを行うことで、結晶化しやすくなると言われています。
そして、一度ミネラル分が結晶になると元の状態に戻ることはないため、ウォーターサーバーのボトル内などで漂うことになるわけですね。
人によってはこのミネラルの結晶が気になる方もいらっしゃるかと思いますので、その場合はキッチンペーパーなどでこすれば大丈夫です。
ちなみに、ミネラルウォーターの硬度が高い場合は白い浮遊物や沈殿物も発生しやすくなります。
「ミネラルの結晶」の発生そのものを抑止したいという場合は、軟水を使用すると良いでしょう。
ただ、基本的は日本で流通している水、水道水やペットボトルのミネラルウォーターはほぼ全て軟水です。
つまり、ミネラルウォーターが含有しているミネラルは少量ですので、こういった水中での自然なミネラルの結晶化は滅多に起きません。
そのため、白い浮遊物が発生すると驚く方が多いわけですね。
ウォーターサーバーの黒い浮遊物の正体とは?
結論から言えば、ウォーターサーバーの黒い浮遊物の正体とは「カビ」です。
前章にある「ミネラルの結晶」とは違い、「カビ」の場合は人体に有害であるため飲まないよう注意をしてください。
カビが体内に侵入すると、ぜんそくやアレルギーを引き起こす恐れがあるからですね。
また、ウォーターサーバーのカビは、製品の取扱説明書などにある掃除・セルフメンテナンスを実践することで改善することがあります。
例えば、ウォータパックを設置するホルダー、ボトルを設置するボトルベース(スラット)パックに穴をあけるためのニードルは常に水と触れている状態であるため、カビが発生しやすい場所であると言えます。
こういった場所を食品用アルコールを使って除菌し、水が溜まっている場合はキッチンペーパーなどで水分を取り除いておくことでカビの繁殖を抑えられます。
あるいは、水が出る給水口のように外部と接触があり、水が常にある場所も要注意です。
通常であれば、一週間に1回程度の頻度で掃除・セルフメンテナンスを行うかと思いますが、カビが発生している状態であれば、水が残っている状態でもすぐに掃除をした方が良いでしょう。
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まとめ
ウォーターサーバーに何らかの浮遊物が発生すると、衛生面などが気になって不安になりますよね。
そのような状態を解決するために、この記事がお役に立てれば幸いです。