「指の関節を曲げると痛い」という方は多いのではないでしょうか?
仕事などで物を折ったり組み立てたりする作業を長時間続けていると、指の関節が痛くなりますよね。
しかし、指の関節が痛い時の対処方法がわからないと辛い状態が続いてしまいます。
そこで今回の記事では、
- 指の関節を曲げると痛い原因とは?
- 指の関節を曲げると痛い時の対処方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
指の関節を曲げると痛い原因とは?
指の関節を曲げると痛い原因には、様々なものが考えられます。
以下に具体的な原因をいくつか挙げていきます。
1・手指の酷使
手や指は、日常生活や仕事で繊細な動きを求められる機会が多いです。
例えば、工場に勤務している人だと、重たい荷物を何度も手で運んだり、ダンボールを折り曲げたりといった動作をするかと思います。
これが1日の内に何十回も発生すると手指の酷使となり、指の関節が痛くなる原因となることがあります。
くわしく説明すると、手や指を曲げ伸ばしするための部位である腱のまわりには、腱の動きをなめらかにする腱鞘(けんしょう)などが存在します。
上記のような作業で手や指を使い過ぎると、腱と腱鞘がこすれることによって腱鞘炎などの関節周囲の炎症が発生したり、親指のつけ根の筋肉が衰えて委縮することで、神経が圧迫されてしびれたりといった症状が現れるわけですね。
また、日常生活では、テニスや野球のような手や指に力をかけるスポーツ、編み物のような作業も同様に指の関節の負担となることがあります。
2・怪我や病気
突き指などの怪我、あるいは、関節リウマチや手指腱鞘炎などの病気が原因で指の関節に痛みが発生することもあります。
指の関節の痛みが慢性化していたり、指を動かすと痛みが強くなる、指を動かすと引っかかりを感じるといった症状が現れている場合は、上記の手指の酷使ではなく、何らかの病気を疑った方が良いでしょう。
可能であれば、すぐに病院を受診して医師の方に診てもらうことをおすすめします。
また、こういった病気が関節の痛みの原因となっている場合、素人が対処することは非常に難しいです。
時間経過とともに症状が悪化することも考えられるため、病院を受診することを躊躇わない方が良いかと思います。
3・女性ホルモンによる影響
加齢によってエストロゲン(女性ホルモンの一つ)の分泌量の減少することで、指の関節を曲げると痛い原因となることがあります。
これは、ストロゲンは様々な身体機能に深く関わっているため、手指の関節や靭帯を含む全身の細胞にその受容体が存在します。
そのため、加齢によってエストロゲンの分泌量が減少してしまうと、手指の関節の痛みの原因となるわけですね。
また、手指の関節の痛みが軽度の状態のまま放置してしまうと、それが時間経過などによって悪化することもあります。
症状が進行してしまうと治療法も限られてくるため、早めに病院を受診することをおすすめします。
指の関節を曲げると痛い時の対処方法とは?
指の関節が痛い時の対処方法としては、患部を冷やしたり、痛みが生じている部分を動かないようして、余計な刺激を与えないようにことが大切です。
あるいは、痛みが軽度の場合はストレッチをすることも効果的です。
例えば、ストレッチであれば、手のひらを上に向け、指を反対の手で持ち、無理のない範囲で反らすと良いでしょう。
また、指の関節が酷い場合は病院を受診することをおすすめします。
以下のような症状が現れている場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。
2・痛みがある部分が腫れている
3・指の関節の痛みが慢性化している
4・指を動かすと引っかかりを感じる
以上です。
前章にもあるように、手指の関節が痛いという症状が慢性的なものとなっている場合、免疫機能の異常によって関節部に炎症が発生する関節リウマチや、手指の関節の腫れ・痛み・しびれ・変形が発生するヘバーデン結節などの病気が原因であることが考えられるからです。
こういった病気が関節の痛みの原因となっている場合、素人が対処することは非常に難しいため、すぐに病院を受診することをおすすめします。
その際には、
2・痛みのほかにどのような症状があるのか
3・症状が長く続いている場合、症状の変遷(へんせん)などを伝える
4・過去に手や指を怪我したことがあるか
以上のような事柄を、わかる範囲で詳しく医師の方に伝えると診断に役立ちます。
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まとめ
指の関節を曲げると痛いと、日常生活や仕事で大変な負担となってしまいます。
場合によっては長期間にわたり悪影響が現れることが懸念されるため、早めの対処をしたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。