風邪を引くと本当に辛いですよね。
高熱、頭痛や咳で、家の中でじっとしていても体力を消耗します。
特に、関節痛は動かなくても痛みを発し続けるため、寝ることができないということも珍しくないと思います。
しかし、この関節痛ですが、なぜ風邪を引くとこんな痛みが現れるのでしょうか?
原因がよくわからないので、どんな対処方法が正しいのかわからない方も少なくないと思います。
風邪を引いた状態で調べ物をしたり、試行錯誤するのは大変な作業になります。
ですので、あらかじめ関節痛について知っていればすぐに対処ができると思います。
そこで今回の記事では、
- 風邪の関節痛の原因とは?
- 風邪の関節痛を和らげる方法について
- 風邪の関節痛に逆効果になってしまうこととは?
これらのことについて書いてみました。
是非、参考にしてください。
風邪の関節痛の原因とは?
そもそも、なぜ関節痛が起きるのか?
「風邪を引いているんだから、ウイルスのせいじゃないの?」と、考える方が多いかもしれませんが、実は違います。
人体には、風邪などのウイルスが体内に侵入した際、それを攻撃・排除する免疫機能が備わっています。
この免疫機能が働く際に分泌するとある物質が関節に炎症、すなわち関節痛を引き起こす原因なのです。
つまり関節痛は、侵入者であるウイルスではなく、自分の身体を守ろうとしている免疫機能の副作用によって発生しているのです。
関節痛が起こるということは、自分の身体の免疫機能が正常に作用しいる証拠です。
また、風邪を引いた際の頭痛や発熱、筋肉痛も免疫機能が原因で引き起こされます。
痛みが辛くはありますが、「自分の身体がウイルスとしっかり戦っている」と考えれば、多少はこの痛みが可愛くなるのではないでしょうか?
ただし、注意していただきたいことがあります。
関節痛と一緒に激しい高熱や身体の倦怠感などが起こる場合は、風邪ではなくインフルエンザである可能性があります。
「これは風邪とは違うな」と感じた場合は、病院でお医者さんにしっかりと診てもらうことをおすすめします。
風邪の関節痛を和らげる方法について
ここでは、関節痛による痛みで眠ることができないなど、激しい痛みがある場合にそれを和らげる方法をご紹介させていただきます。
もっとも効果的な方法はやはり、風邪を治すことです。
そもそもウイルスを撃退するために頑張っている免疫機能が副作用として痛みをもたらしているのですから、風邪を治すことが関節痛を治す一番の近道です。
水分補給をしっかりと行い、しっかりと休み、体調を回復させることに力を注ぎましょう。
中途半端に何かするよりよほど効果があります。
とは言え、痛みが酷くて寝られないという方もいらっしゃるかと思います。
この状態のまま休み続けろというのは、ちょっと辛いですよね。
風邪による関節痛はつまるところ炎症なので、あまりにもひどい場合はその部分を冷やすことで痛みを和らげることができます。
冷たいタオルなどを関節に当てると良いでしょう。
ただし、体温が上下することは体力の消耗につながります。
風邪の悪化につながりかねないので、身体が冷えないように十分に注意しましょう。
風邪の関節痛に逆効果になってしまうこととは?
上記にもありますが、関節痛を治すには風邪を治すことが一番効果があります。
そのため、風邪を長引かせることが、結果的に関節痛を長引かせることにつながります。
また、風邪になった時に服用する薬には、鎮痛作用だけでなく解熱作用もあるものがあります。
身体が熱を出すのはウイルスを撃退するためなので、熱が上がりきっていない段階でこのような薬を服用するとウイルスが勢力を盛り返しかねません。
服用するタイミングを間違えないように注意しましょう。
風邪に関するその他の情報
風邪に関するその他の情報は、以下の記事にまとめています。
風邪でふらふらする原因とは?治し方の具体的な方法をくわしく紹介
風邪になった時のご飯でおすすめのものは?消化に悪いもの、一人暮らしに便利なもの
風邪の時にりんごを食べるとなぜ良いのか?すりおろしやはちみつも
まとめ
風邪の際の起こる関節痛は、関節痛だけを治すことを考えずに風邪を治すことこそを考えましょう。
そうすることで、関節痛も早く治すことが出来ます。
1日も早く、あなたの体調が良くなることを祈っています。