最近の猛暑によって「熱中症」になる人が増えています。
とくに、家の中といった屋内での発生が増加傾向にあります。
しかし、家の中での熱中症予防にはどのような対策が効果的か、よくわかりませんよね。
また、熱中症の具体的な症状についても知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 熱中症対策を家の中で行う時の方法はこれ!
- 家の中で熱中症になった時の症状とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
熱中症対策を家の中で行う時の方法はこれ!
1・こまめな水分補給
熱中症対策では、こまめな水分補給がとても重要です。
家の中であれば、屋外などと比べ水分補給が簡単に行えるので、意識してこまめに水分を飲むと良いでしょう。
その際は、「喉が渇いていると感じるから水を飲む」のではなく、「喉が渇く前に水を飲む」ことが大切です。
これは、喉が渇いたと感じる場合、その段階ですでに水分が不足している状態になってしまっているからですね。
そのため、身体の水分が不足する前に水分補給をすることが重要です。
また、高齢者の方の場合、喉の渇きを感じにくくなっていたり、トイレの回数を気にして水分補給を控えてしまったりすることがあるため、意識的に水分を摂取するようにしましょう。
2・窓から入ってくる日光を遮る
すだれや植物、カーテンなどを利用して、日光が室内に入り込むことを避けましょう。
室内に日光が入ってこないだけでも、室内の温度がかなり変わりますからね。
もちろん、室内に差し込んでくる日光に直接当たることがないようにもしましょう。
また、自宅の周囲の環境にもよりますが、自宅の周囲にある別の建物に太陽光が反射して、思わぬ角度から日光が差し込むこともあります。
例えば、筆者の自宅では、近くにある工場の壁面や窓に太陽光が反射してくることがありますね。
3・涼しいところへ移動する
家の中でも、室内でも熱気や湿気がこもりやすいところは注意が必要になります。
そういった場所に長時間留まると、それだけで熱中症になる可能性が高くなってしまいますからね。
一般的な住宅では、お風呂場や洗面所、キッチンなどが熱気や湿気がこもりやすいとされています。
そのため、外の気温が高く、太陽が一番高くなる13時前後には、こういった場所から別の部屋へ移動するようにしましょう。
また、室温や湿度は家や部屋ごとに異なるため、温度計・湿度計・熱中症計などを設置して、その情報を活用すると便利です。
4・冷房器具を積極的に使用する
一般的に、室内が28度以上になると熱中症になりやすいとされています。
そのため、我慢せずにクーラーや扇風機を使用して涼みましょう。
最近の冷房器具にはタイマー機能が搭載されていることが多いため、使い勝手が良いですからね。
また、衣服を風通しの良いものへ変えることも効果的です。
5・食事と睡眠をしっかりとる
熱中症予防に置いて、食事と睡眠をしっかりとることは非常に重要です。
食事の栄養が不足していたり、偏ってしまうと、体調を調整する身体の機能がうまく働かず、熱中症になりやすくなってしまいます。
睡眠不足も同様ですね。
そのため、栄養がしっかりとある食事を3食食べて、睡眠時間を十分に確保するようにしましょう。
家の中で熱中症になった時の症状とは?
熱中症になった時の症状は、熱中症の重篤度合いに応じて変化していきます。
軽症のものであれば、自力での対処も可能ですが、重症のものとなると自力で対処することが困難となります。
そのため、こういった熱中症の症状が現れる前に、水分補給をしたり、涼しい場所へ移動して対処することが重要です。
また、これらの症状が現れていると感じたら、熱中症を疑った方が良いでしょう。
自分で症状に対処することが難しいと感じる場合は、すぐに病院を利用するようにしてください。
めまい・ふらつき・立ちくらみ・こむら返り(筋肉痛や筋肉の硬直)・大量の発汗
2・中度の熱中症で起こる症状
体温の急激な上昇・頭痛・嘔吐・倦怠感・集中力や判断力の低下
3・重度の熱中症で起こる症状
意識障害・けいれん・多臓器不全
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まとめ
熱中症は家の中にいても症状が現れることがあります。
自分の健康を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。