「飛蚊症(ひぶんしょう)」の症状が子供に現れることがあります。
目に関する症状なので、大切な子供の健康に害がないか気になる方は多いかと思います。
ですので、子供が飛蚊症になる原因や治療方法などを知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- 飛蚊症に子供がなる原因とは?
- 飛蚊症になった子供の治療方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
飛蚊症に子供がなる原因とは?
飛蚊症に子供がなる原因としては、いくつかの候補が存在します。
つまり、
2・目への負担が増加した
3・ストレス
4・病気
以上です。
まず、「生まれつき飛蚊症である」ですが、これは胎児の段階で硝子体に走っていた血管が、生まれてからも消えずに残っているケースのことですね。
通常、出産とともに硝子体に走っている血管は消えるのですが、極稀にこの血管や血管周囲の組織の一部が生後に残ることがあります。
その結果、血管の残りが硝子体の中の濁りとなり、生まれた時から飛蚊症の症状が現れるというわけです。
次に、「目への負担が増加した」とは、スマホなどを長時間に渡り使用した結果、目に対して大きな負担が発生している状態のことです。
子供がこのような状態であると、慢性的に眼精疲労やスマホなどから発せられる紫外線が飛蚊症の原因になることがあります。
小さな子供でもスマホを使うことが自然な時代ですので、目への負担が大きくなる生活をしている人は多いです。
また、「精神的なストレス」により子供が飛蚊症になる可能性があります。
これは、人はストレスを受けると活性酸素を大量に発生させるからですね。
活性酸素は硝子体の組織を変質させ、飛蚊症を引き起こす原因となります。
子供がストレスを受けたからといってすぐに起きる症状ではありませんが、長期間にわたり慢性的にストレスを受け続けるような環境だと注意が必要になります。
最後に「病気」ですが、これはそのままですね。
子供が患っている病気が目へ悪影響を与え、その結果飛蚊症の症状が現れているなどです。
そして、何らかの病気が原因で飛蚊症の症状が子供に現れている場合、その病気によって深刻な状態に陥ることが懸念されます。
例えば、飛蚊症を引き起こす代表的な病気には網膜裂孔と網膜剥離が挙げられます。
これらの病気は深刻化してしまうと、失明などの可能性が生じるため非常に危険です。
そのため、「飛蚊症の症状である黒い点の量や範囲が急激に増えた」・「急に視力が低下した」・「視野の一部分が欠けている」といった症状が子供に現れている場合は、すぐに病院を受診して早期治療を行うようにしてください。
飛蚊症になった子供の治療方法とは?
飛蚊症の治し方ですが、これは「生理的飛蚊症」と「病的飛蚊症」で治療方法が異なります。
まず「生理的飛蚊症」ですが、注意すべき点として生理的飛蚊症は病気ではないため、治療が必要でない場合が多いです。
基本的に経過観察で十分ですが、子供の視力に支障をきたす場合や集中力の低下などの悪影響がある場合は、内服治療やレーザー治療で対応することになるかと思います。
次に、「病的飛蚊症」の治療方法ですが、これは飛蚊症を発生させている病気を治療するという形になります。
治療方法は各病気で異なるため、まずは病院で検査を受けるなどして医師の方と相談するようにしましょう。
飛蚊症に関するその他の情報
まとめ
子供が飛蚊症の症状に悩まされている場合は、まずは病院で眼科を受診することをおすすめします。
子供の症状を正確に把握するためにも、まずは検査が必要かと思います。
その上で、飛蚊症への対処方法を医師の方と一緒に検討していけば大丈夫でしょう。