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ペットボトル症候群とは?症状や対策方法は?

暑い夏の季節になると「ペットボトル症候群」の名前を見聞きすることがあります。

しかし、ペットボトル症候群とはどんなものなのか、症状や対策方法がわからないとどうしようもないですよね。

そこで今回の記事では、

  • ペットボトル症候群とは?
  • ペットボトル症候群の症状とは?
  • ペットボトル症候群の対策方法は?

これらの情報をまとめてみました。

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ペットボトル症候群とは?

「ペットボトル症候群」とは、ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンクなどの糖を多量に含む清涼飲料水を多く摂取することで発症する病気のことです。

正式には「ソフトドリンクケトーシス」と呼ばれます。

市販されている清涼飲料水の多くは糖分を多量に含んでおり、これを多飲することで血糖値が上昇することで、濃くなった血液を薄めるために身体は水分を必要とします。

このタイミングで同じように清涼飲料水を飲むことで状況が改善されず、さらに喉が渇いてしまう悪循環に陥ることになるわけですね。

そして、一般的に清涼飲料水には500mlあたり30~60グラムもの糖分(角砂糖8~16個分相当)が含まれているため、大量の糖分を短時間で一気に摂取することにより、糖尿病の急激な発症・悪化を招いてしまいます。

糖尿病と診断されていない人でも、突然発症することもあります。

つまり、「ペットボトル症候群」と聞くとあまり重症感が伝わってこないかもしれませんが、実際には急激な糖尿病を発症することになるので、著しく健康を害することになるので注意が必要になります。

ペットボトル症候群の症状とは?

ペットボトル症候群の症状としては、前章にある高血糖に加え、以下のようなものが挙げられます。

1・著しい喉の渇き
2・頻尿、多尿
3・吐き気、嘔吐
4・身体のだるさや脱力感
5・血圧低下
6・意識障害
7・昏睡
8・脱水

以上です。

また、ペットボトル症候群は初期段階だと自覚症状がほとんどないため、気がついた時には病気がかなり進行していることが多いという特徴があります。

夏の暑い時期の水分補給として清涼飲料水を飲むという状況なので、初期段階だとペットボトル症候群の症状なのか、高温による身体へのダメージなのか判別がつきにくいということもあるでしょう。

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また、血糖値が高い状態が長く続くと、糖がエネルギー源としてうまく利用できなくなるため、代用エネルギーとしてタンパク質や脂肪が分解されることになります。

その結果、運動する習慣がない人でも急激に体重が減るといった症状が現れることがあります。

もちろん、この体重の減少は異常な状態なので、身体への深刻なダメージや糖尿病の著しい悪化が懸念されます。

ペットボトル症候群の対策方法は?

ペットボトル症候群の対策方法としては、水分補給時には糖分が含まれない水・お茶(カフェインが含まれない麦茶など)を飲むことが重要になります。

飲料水に含まれる糖分が問題なのですから、それが無いものを水分補給に利用することが基本となります。

基本的に、甘い飲み物はあくまで味を楽しむための嗜好品であり、暑い季節の水分補給には向いていません。

また、コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれる飲料、アルコールも利尿作用があるため水分補給には適していません。

そのため、ペットボトル症候群対策では麦茶やミネラルウォーターなどを利用すると良いでしょう。

あるいは、近年ではスポーツドリンク・炭酸飲料でも無糖、糖分の少ないものが多くなっています。

そういった飲料水を購入する際に記載されている情報を確認して、計画的に利用することもできるかもしれません。

渋谷済生クリニック/内科/糖尿病内科

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まとめ

「ペットボトル症候群」とは、ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンクなどの糖を多量に含む清涼飲料水を多く摂取することで発症する病気のことです。

糖尿病などの重篤な病気の原因となるため、水分補給を行う際には糖分の過剰摂取に注意をしておきましょう。

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