「たけのこ」を食べたら食べたら口や喉がかゆくなるといった人がいらっしゃるかと思います。
もしかしたらそれ、アレルギーかもしれません。
蟹や海老などの食物アレルギーは有名ですが、たけのこでアレルギー症状が現れるかはよくわからないですよね。
そこで今回の記事では、
- たけのこのアレルギーがある!?
- たけのこアレルギーの症状とは?
- たけのこアレルギーの対処方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
たけのこのアレルギーがある!?
結論から言えば、たけのこアレルギーは存在します。
これは、たけのこに含まれている天然成分である「アセチルコリン」が原因であるとされています。
アセチルコリンとは神経伝達物質となるものであり、神経伝達物質の自律神経系になる副交感神経を刺激する作用があります。
アセチルコリンは人間の身体の中でも作られている成分になるのですが、副交感神経が過剰に反応しやすい体質の人は、たけのこのアセチルコリンに過剰に反応してしまうことがあります。
その結果、粘膜や分泌物を多く出し、自分の身体を必要以上に修復・守ろうとします。
つまり、花粉症による鼻水の過剰分泌などと同じ状態となるわけですね。
このように、たけのこを食べるとアレルギー症状が出る方は、たけのこアレルギーである可能性が考えられます。
たけのこアレルギーの症状とは?
たけのこアレルギーの症状としては、以下のようなものが挙げられます。
2・口の周りが赤くなる
3・鼻炎、咳
4・発疹
5・大量の発汗
6・体温の激しい上昇
7・腹痛、吐き気、下痢
8・呼吸困難
以上です。
また、これらの症状以外にも、今持っているアレルギーも悪化する恐れがあります。
例えば、喉の気道や鼻の炎症は鼻炎・花粉症・喘息といったのアレルギー症状を悪化させる可能性が考えられます。
たけのこアレルギーの対処方法とは?
たけのこアレルギーの対処方法としては、たけのこをアク抜きすることが効果的です。
というのも、たけのこアレルギーの原因となる「アセチルコリン」は、仮性アレルゲンと呼ばれ、熱に弱い性質があるためです。
たけのこをアク抜きすることで加熱され、さらにアクは水に流れやすいため、これがそのままアレルギー対策となるからですね。
また、たけのこを食べて身体に何らかの異常が生じた場合、すぐに食べるのをやめることも重要です。
アレルギーに限らず、食事によって異常が生じた際は、まず健康を守るためことを優先すべきです。
次に、たけのこアレルギー症状が現れてしまった時の対処方法ですが、上記にもあるようにまずはたけのこを食べることをやめましょう。
アレルギー症状に限らず、食べ物を食べている時に身体に異常を感じた場合は、その食べ物を食べることを中断すべきです。
また、アレルギー症状についてですが、一般的に症状が軽度のものであれば、1時間~2時間程で治まることが多いです。
ただ、アレルギー症状が現れた場合、念のために最寄りの病院を受診した方が無難です。
逆に、腹痛、吐き気、下痢などの激しいアレルギー症状が現れている場合は病院を受診する、救急車を呼ぶなどの対処をしてください。
救急車を呼ぶ場合は、自身にどのような症状が現れているか、どんな状態で症状が現れたかなどを伝えるようにしてください。
アレルギー症状が現れるのが2度目以降であれば、自分がたけのこアレルギー(食物アレルギー)であることを伝えるべきです。
たけのこに関するその他の情報
まとめ
たけのこによるアレルギー症状は存在します。
喉のかゆみ、イガイガ、口の周りが赤くなるなどの比較的軽度のものから、腹痛、吐き気、下痢、呼吸困難などの重篤なものまで症状があります。
たけのこアレルギー症状が現れてしまった時の対処方法ですが、基本的には病院を受診するようにしてください。