「アボカドを食べるとお腹が痛くなった!?」
このような経験をした方がいらっしゃるかと思います。
アボカドは美味しい食べ物ですが、腹痛が伴うことがあります。
しかし、腹痛の原因がわからないと対処が難しいですよね。
そこで今回の記事では、
- アボカドを食べるとお腹が痛いのはなぜ?
- アボカドを食べて腹痛になった時の対処方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
アボカドを食べるとお腹が痛いのはなぜ?
アボカドを食べると腹痛になる原因は大きく分けて3つあります。
それぞれ、
2・アボカドが脂質を多く含む果物であるため
3・アボカドアレルギーであるため
以上です。
まず、1番目の「アボカドの食物繊維が非常に豊富であるため」ですが、これはアボカドは同量のごぼうと同じくらいの食物繊維を含んでいるからですね。
適量を摂取する分には胃腸の働きを改善する効果が期待でき、これといった問題はないのですが、アボカドを大量に食べるなどをすると話が違ってきます。
アボカドに限らず、食物繊維を大量に摂取し過ぎると胃腸の働きを阻害するという逆効果になり、その結果消化不良・腹痛を起こす可能性があるわけですね。
また、アボカドに含まれているのは「水溶性植物繊維」であるため、腹痛以外にも小腸での栄養吸収が妨げられたり、便がゆるくなりすぎるといった悪影響が現れる可能性があります。
次に、「アボカドが脂質を多く含む果物であるため」ですが、アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど脂質を多く含む果物として有名です。
良質な脂質は健康な身体を作るためには必要なものなのですが、これも過剰摂取となってしまうと胃腸への負担が大きくなります。
その結果、消化しきれなかったアボカドの脂肪が腸を刺激し、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。
上記の食物繊維のこともあるため、アボカドは食べ過ぎると腹痛が起きやすいと言えるでしょう。
最後の「アボカドアレルギーであるため」とはそのままですね。
あまり知られてはいませんが、アボカドは食物アレルギーを起こす可能性がある食べ物の一つとされています。
症状の多くはかゆみやじんましんなどの皮膚症状なのですが、これとは別に腹痛や下痢といった消化器症状を引き起こすことがあります。
また、これらの症状は「食後2時間以内に現れる」ことが多いとされています。
もしも、アボカドを食べた後、腹痛や下痢以外にかゆみやじんましんなどの症状が現れる場合は、病院を受診してアレルギー検査を受けることをおすすめします。
アボカドを食べて腹痛になることへの対処方法とは?
アボカドを食べて腹痛になることへの対処方法には、いくつかの方法があります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・低カロリーのものから食べる
3・アボカドを食べすぎない
以上です。
1番目の「アボカドを食べる前に豆乳を飲む」とは、食前に豆乳を飲むことで胃の粘膜をコーティングし、アボカドの吸収率を下げることができるためです。
胃の粘膜を保護することで、脂質により胃が刺激されるのを防ぐことができます。
2番目の「低カロリーのものから食べる」とは、低カロリーの食べ物から順に食べていくことで胃腸への負担が減るからです。
こうすることで、アボカドに含まれる大量の食物繊維による刺激を緩和することができます。
最後の「アボカドを食べすぎない」はそのままですね。
アボカドを食べ過ぎると腹痛になりやすいわけですから、食べる量を少なくするわけです。
アボカドを食べる量の目安としては、1日に50グラム(1/2から1/4個分)程度に抑えるようにしましょう。
アボカドに関するその他の情報
アボカドが固い時の対処方法とは?固いまま食べると腹痛になる?
まとめ
アボカドは美味しく、健康にも良い果物なので、お腹に優しい食べ方をして美味しく食べたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。