「てんとう虫」が窓を開けた時などに家の中に入ってくることがあります。
てんとう虫は害虫であるアブラムシを食べてくれる益虫なので、駆除せずに逃してあげたいですが捕まえ方や逃し方がわからず、困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、てんとう虫が家に出た時の捕まえ方や逃し方について、情報をまとめてみました。
てんとう虫が家に出た時の捕まえ方や逃し方とは?
てんとう虫が家に出た場合、割り箸やティッシュなどにてんとう虫を登らせて、そのまま外へ逃してやれば大丈夫です。
てんとう虫に近寄りたくないという場合は、箒のような柄の長いものを使うと良いかもしれません。
その際は、長物を室内で振り回すことになるかもしれないので、物にぶつからないように注意をしてください。
また、てんとう虫などの昆虫は光に集まる習性があるため、テレビや不要な照明を消してから作業をすると良いでしょう。
あるいは、ヨーグルトやプリンなどの容器を使う方法もあります。
まず、ヨーグルトやプリンなどの容器をてんとう虫に被せて、その状態のまま容器の子に紙を挟み込みます。
上手くいけば、てんとう虫を容器に入れたまま持ち運ぶことができるようになります。
作業をする際は、容器と壁などの間に大きな隙間を作らないことです。
紙を下に挟むという都合上、隙間は生じてしまうのですが、あまりにも隙間が大きいとてんとう虫がそこから逃げてしまうかもしれませんからね。
注意点としては、てんとう虫を直接素手で触ることはやめておきましょう。
てんとう虫は外敵に襲われた際、強烈な悪臭がある汁を身体から分泌するからです。
この臭いでてんとう虫は身を守るのですが、てんとう虫を素手で触ると汁が手や衣類についてしまうことが懸念されます。
そのため、上記のような道具を使っててんとう虫を捕まる・逃がす方法がおすすめです。
てんとう虫はなぜ家の中に入ってくるのか?
てんとう虫が人間の家屋に入ってくる原因は様々です。
まず、てんとう虫が洗濯物などにくっついており、人間がそれに気が付かないまま洗濯物を取り込んで、てんとう虫が家の中に入ってくることが多いかと思います。
てんとう虫はアブラムシをエサとして食べて生きていますが、植物についているアブラムシを食べ尽くした後は、別の植物へ移動するために飛行します。
その際に、洗濯物にくっついてしまうことがあるわけですね。
これはてんとう虫以外の昆虫にも同様のことが言えるので、洗濯物を取り込む前に、洗濯物を観察して虫を払い落としておくと良いでしょう。
次に、てんとう虫が室内の照明などの光に誘引されていることが考えられます。
てんとう虫は夜間に行動するものもいるため、カーテンなどの隙間から部屋の照明の光が漏れていると、てんとう虫が光に誘引されて集まってくることがあります。
あるいは、家の近くに街灯などがあると、それに集まってきたてんとう虫がさらに部屋の光へ誘引されるといったことが起こる可能性もあります。
最後に、てんとう虫が越冬をするために家屋の隙間などを利用していることが挙げられます。
てんとう虫は、秋以降の寒い季節になると越冬をするのですが、落ち葉や樹皮の裏、木の割れ目や石・岩の裏側や隙間などといった場所に、すごい数のてんとう虫が集まってじっと寒さに耐えるという形になります。
人間の家の場合、外壁に生じたひび割れなどの隙間や、屋根裏・床下、ベランダの室外機の裏側などといった場所に集まりやすいです。
さらに、本格的な越冬を行う前の段階では、てんとう虫が暖を取るために西日で暖かくなる家の壁などに集まることがあります。
例えば、日差しを遮るものがないマンションや、2階よりも高い家の窓や壁などが挙げられます。
あるいは、日中日が差し込んでずっと暖かい部屋があれば、そういった場所にも複数のてんとう虫が姿を現すことがあります。
また、人が過ごす時間が長くなることにより、暖房などによって暖かくなる部屋にも同様のことが言えます。
このように、てんとう虫が家の周囲に集まる環境があると、それだけ家の中へてんとう虫が入ってくる可能性が高くなります。
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てんとう虫に関するその他の情報
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てんとう虫の幼虫が大量発生するのはなぜ?時期や益虫については?
まとめ
てんとう虫を捕まえる際は、ティッシュや割り箸などの道具を使って直接素手で触らないようにしたいですね。
また、てんとう虫が家の周囲に集まる環境は、気が付かないうちに発生していることがあるので、てんとう虫と高頻度で遭遇する場合は、家の周囲を調べてみると良いかもしれません。