「梅雨」の季節になると寝苦しくなって辛いことが多くなります。
梅雨時期から夏時期は、睡眠不足が常態化しやすい時期になりますからね。
眠れない状態が続いてしまうと、倦怠感や集中力の低下などが起こり、日常生活にも支障が出る可能性があります。
しかし、具体的に何が原因で眠れないのか、どういった対処方法を講じれば良いのかがわからず、悩んでしまうかと思います。
そこで今回の記事では、
- 梅雨の季節に眠れない原因はこれ!
- 梅雨に眠れない時の対策方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
梅雨の季節に眠れない原因はこれ!
1・自律神経の乱れ
「自律神経」とは、内臓の働きや代謝、体温などの身体機能を制御するための存在です。
人間の意志とは関係なく、24時間働き続け、昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類に分けられます。
具体的には、交感神経が強く働くと血圧が上がり、瞳孔が拡大して心と体が興奮状態になります。
逆に、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少していき、瞳孔が収縮して心と体が休んでいる状態になります。
この自律神経がスムーズに機能しているからこそ、私たちは日常を不便なく過ごすことが出来るわけですね。
しかし、梅雨の季節になり、低気圧によって酸素が薄くなると、人間が活発に活動する環境でないと自律神経が誤認してしまいます。
その結果、日中でも副交感神経が優位に働いてしまうため、昼間でも強い倦怠感や眠気を感じることに繋がります。
もちろん、夜中の睡眠時にも悪影響があり、
2・すぐに寝付けない
3・夜中に何度も目が覚める
4・朝早くに目が覚めてしまう
以上のような症状が現れる可能性があります。
2・太陽光を浴びる時間が減る
人間の身体は太陽光を浴びることで体内時計を調整しています。
例えば、太陽の光を浴びることにより、人間は眠りホルモン「メラトニン」を抑制して眠気を収め、覚醒を促すホルモン「セロトニン」を分泌させ始めます。
このように日光は人間の生活サイクルに大きな影響を与えるのですが、梅雨の季節になり雨が長期間降り続けることになると、太陽光を浴びる機会が大幅に少なくなります。
その結果、自然な眠りを誘うメラトニンや、精神を安定させるセロトニンの分泌量が減少することにより、自然な睡眠が困難になることがあります。
また、精神を安定させにくくなることにより、強いストレスを感じて睡眠が困難になる可能性もあります。
もちろん、仕事などのトラブルによるストレスの蓄積も無視できません。
精神的な緊張が安眠を妨害することは多いです。
3・湿度
日本人が快適だと感じる湿度は一般的に「約50%~60%」だと言われています。
しかし、梅雨の季節には湿度が80%にもなる日があり、そういった場合は強い不快感を覚えることになります。
また、湿度が高くなると汗が蒸発しにくくなり、身体の中に水として溜まってむくみとなってしまいます。
そういった体調不良は食欲の減退にも繋がり、さらなる悪循環を招いてしまうわけですね。
あるいは、単純に汗によって寝具が不快になって眠れないということもあるでしょう。
梅雨に眠れない時の対策方法とは?
1・湿度を調整する
エアコンや除湿機などを使って、室内の湿度をコントロールしましょう。
眠る30分前にはエアコンを入れて、室温26度・湿度約50%~60%ほどを目安とすれば良いでしょう。
また、布団が湿ったままだと酷く不快ですよね。
可能であれば、1週間に1回は布団を外に干したいですが、梅雨の時期には難しいかと思います。
そこで活躍するのが「布団乾燥機」です。
最近は様々なタイプのものが販売されているため、生活スタイル合った布団乾燥機を見つけることが簡単になっていますのでおすすめです。
2・太陽光を浴びる
雨の日が続いていると日光が不足するイメージがありますが、実は違います。
雨の日でも屋外は十分な日光が降り注いでいるからですね。
そのため、窓のカーテンを開けるなどして、積極的に日光を室内に取り込むようにしましょう。
また、可能であれば1時間ほど屋外で日光を浴びれば大丈夫です。
3・自律神経を整える
前章にもあるように、自律神経の乱れが安眠を妨害することがあります。
そのため、精神を落ち着かせてリラックスすることが安眠のために効果的になるわけですね。
例えば、40℃ほどのお湯に20分~30分ほど入浴したり、規則正しい生活を送ることが自律神経を正常に働かせるために重要になります。
また、寝る直前にゲームやパソコンなどをしていると、内容に意識が集中したり強く興奮したりします。
何かに集中していると人間の脳の働きは活発になりますが、その状態から落ち着くためには時間が必要になるため、寝る前にこれらの作業をしないようにしましょう。
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まとめ
梅雨の時に上手く寝られなくなるのは本当に辛いですよね。
そんな状態を解決するために、この記事がお役に立てれば幸いです。