「アボカド」は美味しい食べ物として知られていますが、野菜なのか果物なのかよくわからないかと思います。
あるいは、「そもそもアボカドってどんな食べ物?」という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回の記事では、
- アボカドは野菜か果物か?
- アボカドとはどんな食べ物?
これらの情報をまとめてみました。
アボカドは野菜か果物か?
結論から言えば、農林水産省の分類ではアボカドは「果物」だとされています。
農林水産省によると、草本(そうほん)植物や木本(もくほん)植物の中で、おおむね2年以上栽培して果実を食用とするものを果樹または果物、果実としています。
これを踏まえてアボカドの生態を考えると、アボカドは2年以上栽培する必要のある樹木で、果実を食用とするため、果物であると言えるでしょう。
その他には、アボカドはギネスブックにも「世界一栄養価の高い果実」であると登録されています。
ちなみに、アボカド以外の果物か野菜か間違えやすい食べ物では、以下のようなものが挙げられます。
・根菜類:だいこん、にんじん、ごぼう、馬鈴等
・葉茎菜類:はくさい、キャベツ、ねぎ、たまねぎ等
・果菜類:きゅうり、かぼちゃ、トマト、なす等
以上です。
また、アボカドはメキシコが世界最大の生産国となっています。
日本で流通している多くはメキシコ産のアボカドで、輸入量もアメリカに次いで2位であるなど、日本人にとっては身近な果物だと言えますね。
ちなみに、日本国内でもアボカドが栽培されているところがあります。
具体的には、和歌山・静岡・宮崎などでアボカドが生産されています。
しかし、アボカドは熱帯で育つ植物であり、台風や寒波などには弱く、さらに実をつけるのに5~6年も時間がかかるため、日本で生産する農家さんは少ないのが現状です。
アボカドとはどんな食べ物?
アボカドは、カリウム・葉酸・ビタミン群・食物繊維・ミネラル(鉄・リン)が非常に豊富な果物です。
そして、アボカドは「森のバター」と言われるほど脂肪が豊富であることで有名です。
さらに、これは不飽和脂肪酸(オレイン酸)が主体なので、体内でコレステロールにならないという特徴があります。
良質な油でもあるので、美肌効果などにも期待ができますね。
また、カリウムが豊富であり、体内の余分な塩分を排出してくれる作用があるので生活習慣病予防にも繋がります。
ちなみに、アボカドはダイエットに役立つ果物でもあります。
これにはいくつかの理由があり、それぞれ、
2・食物繊維が豊富にある
3・栄養素が高い
4・腹持ちが良い
以上です。
これらの効果があるため、アボカドはダイエットに効果的な果物だと言えるでしょう。
ただ、アボカドそのもののカロリーが高いという点には注意をしておきましょう。
例えば、バナナ100グラムのカロリーはおよそ「93kal」なのですが、アボカドの場合は同量で「178kal」もあるからです。
そのため、毎日アボカドを食べる生活をする場合は、1日1/2個を目安として食べすぎないように気をつけてください。
アボカドに関するその他の情報
アボカドが固い時の対処方法とは?固いまま食べると腹痛になる?
まとめ
アボカドは果物に分類され、様々な栄養素が豊富な食べ物です。
上手に食べればダイエットなどにも効果的なので、有効に活用したいですね。