カイガラムシの対策方法とは？駆除のやり方や時期とは？

「カイガラムシ」は植物の養分を吸汁する害虫です。

そんなカイガラムシですが、対策方法や駆除方法がわからずに悩むことがありますよね。

また、カイガラムシの駆除をいつの時期に行うべきかも気になるところです。

そこで今回の記事では、

カイガラムシの対策方法とは？
カイガラムシ駆除のやり方は？
カイガラムシ駆除におすすめの時期とは？

これらの情報をまとめてみました。

カイガラムシの対策方法とは？

カイガラムシの対策方法としては、幼虫を駆除することで被害を抑えるというやり方があります。

一般的にカイガラムシは５～７月に繁殖期のピークを迎えるので、この時期に「オルトラン水和剤・アクテリック乳剤」などの薬剤を散布することで駆除していきます。

カイガラムシの姿が見えない状態でも、この時期に薬剤駆除を行うことで、８月以降のカイガラムシの発生を抑えることができます。

実際に薬剤を散布する頻度としては、１ヶ月に２～３回程度を目安とすると良いでしょう。

また、自宅の庭などにカイガラムシが発生する場合、その周辺にカイガラムシの発生源がある可能性もあります。

カイガラムシを駆除しても定期的に現れる場合は、その場所の周辺を調べてみると良いかと思います。

カイガラムシ駆除のやり方は？

カイガラムシ駆除のやり方としては、カイガラムシの数が少数であればブラシや散水シャワーの水圧で植物から取り除く方法が有効です。

ブラシで取り除く場合は、植物の枝葉を傷つけないように丁寧に作業をしてあげましょう。

散水シャワーのストレートモードやジェットモードを使用する場合は、カイガラムシの付着した部分に勢いよく噴射するだけで綺麗に取り除くことができます。

注意点としては、水圧があまりにも強いと枝葉が傷つくなどの被害が生じる可能性があることですね。

そのため、散水時の水圧は、手に当てて少し痛いくらいを目安として調整すると良いでしょう。

ちなみに、植物から剥がれ落ちたカイガラムシですが、彼らは移動能力がないため、落ちた状態のまま死んでいくので問題はありません。

次に、薬剤を使用する駆除方法についてです。

これは、前章にあるカイガラムシの幼虫を駆除する方法がまず効果的ですね。

幼虫の段階で駆除することができれば、植物の被害を最低限に抑えることができます。

次に、即効性のある駆除スプレーを使う方法です。

こちらはすでに発生しているカイガラムシを駆除したい場合に使います。

製品に記載されている使用方法をよく確認した上で、植物についているカイガラムシに使いましょう。

カイガラムシ駆除におすすめの時期とは？

前章にもあるように、カイガラムシは５～７月に繁殖期のピークを迎えるので、この時期に幼虫を駆除することが望ましいです。

カイガラムシの卵は非常に見つけにくいほか、カイガラムシが体内で卵を育てることもあるので、卵の段階で駆除することは難しいです。

ですので、カイガラムシの幼虫が現れる時期にまとめて駆除することが、結果的には効率が良い駆除作業となるわけですね。

もちろん、可能であれば、その前の時期から薬剤を散布するなどして駆除をすることもできます。

注意点としては、同じ薬剤を使い続けると、薬剤が効かなかったり効きにくい個体が増えることがあることです。

そのため、複数の駆除薬剤をローテーションで使うやり方がおすすめです。

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