「カイガラムシ」は植物の汁を吸う害虫ですが、室内にある観葉植物に現れることがあります。
建物の中にある観葉植物になぜカイガラムシが現れるのか、原因がわからず悩みますよね。
また、カイガラムシから観葉植物を守るための対策方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- カイガラムシ対策で室内の観葉植物への対処方法とは?
- カイガラムシが観葉植物に現れる原因は?
これらの情報をまとめてみました。
カイガラムシ対策で室内の観葉植物への対処方法とは?
室内の観葉植物にカイガラムシが発生している場合、まずはカイガラムシの駆除を優先しましょう。
その際は、観葉植物が屋外に持ち運べる場合は、屋外に移動させてから駆除作業をした方が何かと便利です。
まず、カイガラムシの簡単な駆除方法としては、水圧を使ったやり方が挙げられます。
具体的には、散水シャワーのストレートモードやジェットモードを使って、カイガラムシの付着した部分に勢いよく噴射するだけで綺麗に取り除くことができます。
植物から剥がれ落ちたカイガラムシですが、彼らは移動能力がないため、落ちた状態のまま死んでいくので問題はありません。
注意点としては、水圧があまりにも強いと枝葉が傷つくなどの被害が生じる可能性があることですね。
そのため、散水時の水圧は、手に当てて少し痛いくらいを目安として調整すると良いでしょう。
次に、カイガラムシに対して駆除薬剤を使う方法です。
市販されている、カイガラムシに対して駆除効果のあるスプレーを使って駆除をしていきます。
製品に記載されている使用方法をよく確認した上で、植物についているカイガラムシに使いましょう。
上記の散水シャワーを使う方法とは違い、こちらは室内にある観葉植物に対してそのまま駆除スプレーを使うことが出来るという利点があります。
また、成虫となったカイガラムシは、身体の表面に余剰分の蜜など分泌する習性があります。
場合によっては駆除スプレーが効果を発揮しにくいことが考えられるので、そういった時はブラシなどを使ってカイガラムシを植物から取り除く方法が効果的です。
植物の枝葉を傷つけないように優しくブラシを使って、カイガラムシを取り除いていきましょう。
カイガラムシが観葉植物に現れる原因は?
カイガラムシが観葉植物に現れる原因は、「強風」と「人間の衣服などへの付着」の2つが多くを占めています。
まず「強風」ですが、これは強い風でカイガラムシが吹き飛ばされ、それがそのまま観葉植物に付着する場合です。
カイガラムシは基本的に植物の枝葉についたまま動くことはありませんが、強風などの外的要因があると話が異なります。
例えば、「窓を開けて換気をしている」といった状況だと、可能性は低いでしょうが、外からカイガラムシが室内へ運ばれてくることが考えられます。
次に、「人間の衣服などへの付着」ですが、これはそのままですね。
カイガラムシがいる場所のそばを人間が通った際に、人間の衣服などへカイガラムシが付着することがあります。
当然、カイガラムシは地面に落ちることを回避するために行動しますので、衣服などにしっかりとついたままの状態となります。
そして、その状態のまま室内へ移動すると、近くを通った観葉植物にカイガラムシが付着することが考えられます。
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カイガラムシに関するその他の情報
カイガラムシ対策で室内の観葉植物への対処方法とは?現れる原因は?
カイガラムシが洗濯物につく時の対処方法とは?触るのは危ない?
まとめ
カイガラムシ対策で室内の観葉植物への対処方法としては、周囲にいるカイガラムシを駆除して総数を減らすことが効果的です。
カイガラムシの数が減り、人間の活動する範囲とカイガラムシの活動範囲が重ならなければ、それだけ室内に侵入する可能性が下がるからです。
また、カイガラムシがいる植物の近くは通らないようにするなどして、室内の観葉植物にカイガラムシが付着することを回避するようにしましょう。