「カイガラムシ」がいつの間にか洗濯物にくっついていることがあります。
カイガラムシは植物に張り付いて汁を吸う害虫ですが、洗濯物についてくると驚いてしまいますよね。
また、カイガラムシを触ると危ないのかも気になるところです。
そこで今回の記事では、
- カイガラムシが洗濯物につく時の対処方法とは?
- カイガラムシを触るのは危ない?
これらの情報をまとめてみました。
カイガラムシが洗濯物につく時の対処方法とは?
結論から言えば、カイガラムシが洗濯物につく時の対処方法としては、「カイガラムシを駆除すること」が必要になります。
カイガラムシは植物の枝などにくっついて、糸の様な口吻を葉や茎に差し込み、樹液を吸って生活をしています。
カイガラムシの多くの種は植物に寄生した後は、そこからほとんど動くことなく養分を摂り続けるため、足が退化する傾向にあります。
そのため、カイガラムシが洗濯物につく場合、カイガラムシが自発的に洗濯物にくっつくということはまずありません。
多くの場合、カイガラムシがついている植物の近くを人間が通過することでくっついたり、強風でカイガラムシが吹き飛ばされ、結果的に洗濯物につくことがほとんどです。
ですので、自宅の庭や周辺に存在するカイガラムシを駆除することが、そのままカイガラムシが洗濯物につくことを予防する方法となるわけですね。
具体的なカイガラムシの駆除方法としては、カイガラムシの繁殖期にあたる「5~7月」に「オルトラン水和剤・アクテリック乳剤」といった駆除薬剤を散布することが効果的です。
カイガラムシの卵を薬剤で駆除することは難しいので、孵化した直後の幼虫を一掃する形になります。
カイガラムシの姿が見えない状態でも、この時期に薬剤駆除を行うことで、8月以降のカイガラムシの発生を抑えることができます。
実際に薬剤を散布する頻度としては、1ヶ月に2~3回程度を目安とすると良いでしょう。
また、すでに成虫となってしまっているカイガラムシに関しては、薬剤以外では散水シャワーの水圧で植物から取り除く方法が効果的です。
散水シャワーのストレートモードやジェットモードを使って、カイガラムシの付着した部分に勢いよく噴射するだけで綺麗に取り除くことができます。
植物から剥がれ落ちたカイガラムシですが、彼らは移動能力がないため、落ちた状態のまま死んでいくので問題はありません。
注意点としては、水圧があまりにも強いと枝葉が傷つくなどの被害が生じる可能性があることですね。
そのため、散水時の水圧は、手に当てて少し痛いくらいを目安として調整すると良いでしょう。
カイガラムシを触るのは危ない?
結論から言えば、カイガラムシを触っても特に危険はありません。
カイガラムシには毛虫などにある毒針はありませんし、身体から分泌するものも同様です。
また、カイガラムシは成虫になると、自分の余分な栄養や排泄物で身体を覆う習性があり、カイガラムシの表面がベタベタするのはこのためです。
ただ、カイガラムシは自然界で生きる昆虫であるため、カイガラムシを手で触るなどをした場合は、その後でしっかりと手を洗うようにしますよう。
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まとめ
カイガラムシが洗濯物につく時の対処方法としては、カイガラムシを駆除して、その数を減らすことが重要です。
また、その際はカイガラムシの発生状況などを考えて、薬剤を使用するのか、それ以外の方法で行うのかを選択するようにしましょう。