お正月になると「お餅」を食べる方は多いかと思います。
そんなお餅ですが、気をつけたいのが喉に詰まらせてしまうことです。
とくに、高齢者の場合は加齢に伴う嚥下機能の低下があるため注意が必要になります。
そこで今回の記事では、
- お餅が喉に詰まった時の対処方法とは?
- お餅が喉に詰まることへの予防策は?
これらの情報をまとめてみました。
お餅が喉に詰まった時の対処方法とは?
お餅が喉に詰まった時の対処方法としては、以下のようなものが挙げられます。
2・背部こう打法を行う
3・腹部突き上げ法を行う
以上です。
1番目の「せきこませる」とは、本人の力でお餅を吐き出せるかを確認することを指しています。
まず、せきや声が出る状態というのは、気道がお餅によって完全に塞がっていないということです。
つまり、まだこの時点では窒息状態ではない可能性が高いわけです。
そもそも、自力でお餅を吐き出せるのであれば、それが一番良いですからね。
もちろん、自力でお餅を吐き出すことが難しい場合もあるかと思います。
そういった状況では、直ちに誰かに119番通報をしてもらってください。
その上で、次の方法を試みるようにしましょう。
2番目の「背部こう打法を行う」とは、背中を強くたたいて詰まったものを吐き出させる方法となります。
ただ、何も考えずに背中を叩けば良いわけではなく、正しい手順が必要となります。
背部こう打法の手順は以下の通りです。
2・対象者の左右の肩甲骨の真ん中を斜め上に押し上げるようにして強く叩く
3・指先ではなく、手のひらの付け根で叩くようにする
以上です。
この方法の一番のポイントは、ちゅうちょせずに思いっきり相手の背中を叩くことです。
最後の「腹部突き上げ法を行う」とは、背部こう打法を試みてもお餅が吐き出させられない場合に行う対処方法となります。
この処置は、対象者のお腹を強く突き上げて、喉に詰まったお餅を吐き出させる応急処置です。
手順としては、
2・手で拳を作り、親指が相手のみぞおちあたりにくるようにする
3・もう一方の手を拳の上からかぶせ、その状態から斜め上に向かって強く突き上げる
以上です。
腹部突き上げ法は、対象者が立っていても椅子に座っていてもできますが、体勢を考えるに対象者が座っていた方がやりやすい場合が多いかと思います。
また、注意点として、この腹部突き上げ法は乳児や妊婦には絶対に行ってはいけません。
お餅が喉に詰まることへの予防策は?
お餅が喉に詰まることへの予防策としては、以下のような方法が挙げられます。
2・お餅を食べる前に水分をとる
3・ゆっくりよく噛んで食べる
4・お餅を食べる時は姿勢を良くする
以上です。
1番目の「お餅を小さく切る」はそのままですね。
お餅を小さく切ることで、喉に詰まりにくくすることができます。
市販のお餅であれば、4等分にすれば丁度良い大きさになるかと思います。
また、焼いたお餅以外では、お雑煮やお汁粉に入れるお餅も小さく切ると食べやすくなります。
2番目の「お餅を食べる前に水分をとる」とは、お餅をスムーズに飲み込むことを助けるために行います。
高齢になると唾液の量が減ってしまうので、食べる前に水分を接種することで、口の中や食道を潤しておくとお餅を飲み込みやすくなります。
逆に、口の中が乾いた状態では、お餅がスムーズに落ちていきません。
また、お餅をよく噛まないうちに、お茶などで無理やり流し込むのは危険なので注意をしてください。
3番目の「ゆっくりよく噛んで食べる」はそのままですね。
日頃から早食いの傾向がある方は注意をした方が良いでしょう。
さらに、高齢者は食べ物への集中力の低下が現れやすいため、まだ飲み込めない状態であっても、うっかり飲み込んでしまうことがあります。
そのため、お餅をゆっくりとよく噛んで食べることを意識しながら食事をすると安全です。
また、最後の「お餅を食べる時は姿勢を良くする」ことも重要です。
姿勢が悪い状態で飲み込むと、お餅が喉に詰まりやすくなってしまうからですね。
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お餅に関するその他の情報
お餅が喉に詰まった時の対処方法とは?喉に詰まることの予防策は?
まとめ
お餅が喉に詰まった時の対処方法としては、以下のようなものが挙げられます。
2・背部こう打法を行う
3・腹部突き上げ法を行う
以上です。
また、お餅が喉に詰まることへの予防策としては、以下のような方法が挙げられます。
2・お餅を食べる前に水分をとる
3・ゆっくりよく噛んで食べる
4・お餅を食べる時は姿勢を良くする
以上です。