「ブロッコリー」は様々な料理に使える美味しい野菜ですが、中に虫が潜んでいる可能性があることをご存知でしょうか?
また、ブロッコリーは複雑な形をしているため、洗う時にきちんと洗えていない場合も珍しくありません。
ブロッコリーの正しい洗い方を知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- ブロッコリーには虫が大量にいる?
- ブロッコリーの虫の落とし方とは?
これらの情報をまとめてみました。
ブロッコリーには虫が大量にいる?
結論から言えば、ブロッコリーには虫が大量にいる可能性があります。
ブロッコリーは、キャベツや大根などと同じアブラナ科の植物なのですが、このアブラナ科の植物は「カラシ油配糖体(グルコシノレート)」という成分を含んでいます。
この香りは多くの虫を誘引する効果があるため、性質上、ブロッコリーには多くの虫が集まることになります。
そして、ブロッコリーの上部分、つまりカサの部分は密集している状態なので、虫が隠れていても気が付かない、落とせていないことが多いです。
実際、スーパーなどでブロッコリーを品出しする際には、ブロッコリーにくっついてきた虫を見つけることが珍しくありません。
また、ブロッコリーに付いてくる虫には、以下のようなものが挙げられます。
2・アブラムシ
3・コナガ
4・ヨトウムシ
以上です。
1番目の「アオムシ」はわかりやすいですね。
モンシロチョウの幼虫で、大きいものでは体長3cmほどになるため発見しやすい部類です。
主にブロッコリーの葉の裏側などに付いていることが多いですね。
毛虫などとは違ってアオムシは毒を持っていないので、うっかり素手で触っても害はありません。
2番目の「アブラムシ」も同様です。
春と秋に発生する小さな害虫で、植物の汁を吸って生きています。
アブラムシの多くは、ブロッコリーの葉などの色と同じ緑色の体色をしているため、非常に見つけにくいです。
流水で洗い落としにくく、ブロッコリーの葉や茎、蕾の部分といった場所に集団で隠れるという特徴があります。
また、アオムシ同様にアブラムシも毒を持っていないので人間に害はありません。
3番目の「コナガ」とは、小さな蛾の幼虫です。
外見はアオムシに似ていますが、体長5~10mm程度の小さいもので、ブロッコリーの葉の表面を不規則に食べる習性があります。
そのため、コナガに食べられた葉は、まるでレースのような模様になるという特徴があります。
また、コナガの幼虫は葉裏で繭(まゆ)を作り、そこで蛹(さなぎ)となります。
最後の「ヨトウムシ」とは、「夜盗虫」と書き、夜の間にこっそりと葉を食べる蛾(ガ)の幼虫です。
「ヨトウムシ」はヨトウガ、ハスモンヨトウ、シロイチモンジヨトウの幼虫の総称でもあります。
幼虫の体長は3~5cmもあり、黒のまだらやピンクの斑点などの模様をした独特な姿をしています。
また、日中は土の中にいるため、活動している姿を見る機会が比較的少ない害虫でもあります。
ブロッコリーの虫の落とし方とは?
ブロッコリーの虫の落とし方には、いくつかの方法があります。
具体的には、
2・お湯で洗う
3・湯通しをする
4・野菜洗浄剤を使う
以上です。
1番目の「水に浸け置きする」とは、ブロッコリーのカサの部分を水に浸す方法になります。
やり方は簡単で、ボウルなどの大きめの容器に水を入れ、その中にブロッコリーのカサ部分を下にして浸水させます。
そのまま20分ほど放置してから、水に浸したまま茎を持って大きく円を描くように振り洗いをしましょう。
これだけで完了です。
注意点としては、浸しただけでは虫の死骸などが残る可能性があるので、最後に振り洗いを行うようにしてください。
2番目の「お湯で洗う」とは、ブロッコリーを50℃ほどのお湯に入れる方法になります。
やり方は上記の水を使った方法と同じですが、ブロッコリーをお湯に浸す時間は2~3分ほどで大丈夫です。
ブロッコリーをぬるま湯に浸けることで、虫などの汚れが取れやすくなるほか、鮮度が復活して色鮮やかになる効果もあります。
3番目の「湯通しをする」はそのままですね。
沸騰したお湯の中にブロッコリーを入れて、そのまま30秒ほど浸けます。
その後、ブロッコリーを軽くお湯の中でゆすり、水で洗えば完了です。
お湯を沸かす手間が必要ですが、大量のブロッコリーを一度に処理する場合は効率的な方法になります。
最後の「野菜洗浄剤を使う」とは、市販されている野菜用洗剤でブロッコリーを洗う方法になります。
野菜洗浄剤とは、残留農薬などの有害物質を洗い流す効果がある薬剤です。
野菜や果物だけでなく肉や魚、お米まで洗えるものなど、様々な種類が販売されています。
もちろん、野菜から虫を除去することにも使えるので、ブロッコリーに付いた虫を取り除く方法として効果的です。
ただ、実際のくわしい使用方法などは、製品に記載されている情報をしっかりと確認するようにしてください。
同時に、使用上の注意事項なども確認しておくと良いでしょう。
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まとめ
ブロッコリーの虫の落とし方には、いくつかの方法があります。
具体的には、
2・お湯で洗う
3・湯通しをする
4・野菜洗浄剤を使う
以上です。