名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『蒼海に眠る暴威の牙』・『永遠のプローテ』・『瞳の魔竜』です。
注意点として、ここにある情報は筆者の個人的な感想や価値観に基づくものであり、客観的・情報的に正しいかは保証できません。
また、すべてのCardWirthシナリオやその作者様・素材制作者様を侮辱・批判するものでもありません。
最低限の情報のみを掲載していますので、シナリオの配布元や現在入手可能かどうかの確認は各自の責任でお願い致します。
CardWirthシナリオ感想
■『蒼海に眠る暴威の牙』 無名し様 対象レベル:7~10
張り紙から抜粋【蒼い海、蒼い空。この世の楽園はすぐそこに!今年の休暇は南の島へどうぞ!港湾都市デルカッツから、快速客船で三日。ピルバー島は皆様のお越しをお待ちしております。――デルカッツ旅客海運ギルド観光部】
青い空、美しい砂浜、そして海蝕洞。
ここはピルバー島。
湾港都市デルカッツから快速客船に乗って南へ3日。
近年急速に観光地へと開発された島である。
冒険者たちは休暇を作って、このリゾート地へとバカンスにやって来たのだ。
今回は依頼は無しでひたすらに遊び、飽きたら帰るという気楽な旅だ。
ふと遠くを見やれば、冒険者たちを載せてきた客船が島を離れていくのが見える。
デルカッツとピルバー島を往復する定期便でもある。
冒険者たちが交易都市リューンに帰る際も同じ船かもしれない――そんなことを考えていたその時。
何の前触れもなく荒ぶる大波が客船を飲み込んだ。
そして波濤を割り、とんでもない巨体のサメが姿を現したのだった……!
恐るべき古代生物兵器である巨大サメと戦う戦闘シナリオ。
冒険者たちの観光は一時中断され、サメ討伐依頼を受けることになる。
客船を撃沈したサメは海蝕洞地帯へと移動したようで、それを追跡する冒険者たちはそこで古代遺跡を発見する。
そう、リューン地下下水道名物の目玉お化けの親戚だね――うわぁダメっぽいですねぇ!
ちなみに、なるほど魔法生物かと思って魔法の矢を使っても効果は今ひとつ。
このサメ、実は魔法生物ではない。改造生物だからか!?
しかし、古代生物兵器であるという事実は間違いなく、咆哮を上げながら海流や竜巻を操りミサイルを発射してくる。
最終的には隕石も落としてくる。
幸いなのは戦うサメは一匹のみであること。
バフを積んで火力の集中砲火でだいたい何とかなる。
また、交易都市リューンの技能「掌破」を所持していると、特定の条件で恐るべきイベントが発動する。
「掌破の始祖」と呼ばれる人物から特殊な技能を習得できるのだ。
なお、サメの活動にも関係しており、とある研究者たちが「掌破の始祖」の技術を兵器化する実験の産物が今回の怪物サメらしい。
話を聞いた冒険者は、掌破の始祖のサメ討伐の遺志を引き継ぎ、みなぎる気功とともに立ち上がるのだった……!
総括すると、B級サメ映画をそのままカードワースにもってきたかのようなシナリオ。
古代生物兵器のサメは割と何でもありなので、中途半端な戦闘能力しかもたない冒険者では苦戦を強いられるだろう。
ただし、上記の「掌破」イベントを発生させることで、「掌破」技能をもっている冒険者がほぼほぼ無敵と化す。
どうしてもサメに勝てない場合は活用すると良いだろう。
また、「掌破」イベントを発生させておくと、シナリオクリア後に超強い「掌破」技能を貰えるのでおすすめ。
■『永遠のプローテ』 覆面ノルド様 対象レベル:9~10
張り紙から抜粋【目的:プローテ遺跡の調査 報酬:1000SP~ 発見した遺物も報酬に含める。備考:遺跡内には大量の石像鬼が設置されている事が確認されている。
※依頼主より「最も優秀な冒険者を求む」と強い要望。】
最近発見されたプローテ遺跡を調査・探索する依頼。
依頼主の貴族が先じて調査を始めたものの、芳しい成果が挙げられなかったため冒険者へと依頼がまわってきたのだ。
現地では依頼人の代理となる「キマージ」と合流、彼から現状の情報を得ることができる。
情報としては、「遺跡を最深部まで探索して欲しい」・「先に調査へ向かった部下3名が未帰還となっている」ことを知ることができる。
とくに部下3名については遺跡への出入りを繰り返すうちに精神に異常をきたし、遺跡に対して異常な執着を見せるようになったのだという。
また、遺跡内部には石像鬼が多数配備されており、探索の障害となる可能性が考えられる。
冒険者たちはキマージから話を聞き終え、プローテ遺跡の探索を開始するのだった……。
「石像鬼」というキーワードでピンときた人は長生きできるタイプ。
そう、以前感想を書いたシナリオでも登場した「アニゴイル」と同じタイプのやつである。
お馴染みの3人組「ベータ研究所」の面々も登場してくれる。
「もちろんアニゴイルもいるぞ!」
準備を整え、冒険者たちは遺跡へと足を踏み入れた。
……空気がマッソりしている。
原因はわからないがマッスル粒子なるものが大量に発生しているらしい。
この粒子が大量に存在していると筋トレをしたくなるらしいが……あれ、これって部下3名が戻らない原因じゃね?
先に進むと案の定筋トレを強行している部下の姿が。
後で回収することにして、冒険者たちは先へと進んだ。
道中、落とし穴や破損して動かなくなった罠を修理して動くようにしたものなどを退けつつ、ついに最深部にたどり着いたのだが……。
総括すると、楽しい楽しい狂い系アニキシナリオ続編である。
今回のメインは遺跡探索であるためアニゴイル影が若干薄いが、大した問題ではないだろう。
前作2つと比較するとあっさり目のシナリオなので、マスターキーで扉をぶち抜いているとあっという間に終わってしまう可能性もある。
また、最終戦にあたる別ゴイル戦では、敵が何度も復活するのである程度の長期戦を覚悟しておこう。
それ以外はとくに問題はないので、ストレートに殴り倒せば大丈夫。
筋肉やアニキが大丈夫なら、多くの人におすすめできるシナリオなので、ぜひともプレイしてみて欲しい。
■『瞳の魔竜』 ABC様 対象レベル:5~7
張り紙から抜粋【《竜の瞳を貫け》】
とある村に現れた恐るべき一ツ目竜を討伐する戦闘シナリオ。
村で情報収集をするとわかるが、討伐対象である竜は強力な「魔眼」を使う難敵である。
この「魔眼」は、魔法的物理属性で肉体属性の最大値ダメージを叩き出す凶悪な性能。
魔法ではないため魔法無効化結界では防げない。
実際、冒険者たちの前に魔竜へ挑んだ別の冒険者は「魔眼」で一掃されている。
同じ轍は踏まないためにも、自分たちは「魔眼」への対処しっかりとして挑みたいところだ。
また、作戦として提示されるのは「狙撃」・「一斉射撃」・「鉄壁の精神」の3つ。
スマートにやるなら「狙撃」だが、難しいようなら「鉄壁の精神」が安全だろう。
「魔眼」は抵抗属性であるため、作戦を「鉄壁の精神」にして「防御」すればだいたい耐えることができる。
バフを使って抵抗力を最大にするという手段も有効である。
それ以外では、「魔眼」は発動する前に若干の猶予があるため、使用される前に高威力必中攻撃を連打して一気に決着をつける方法もある。
ちなみに、筆者は「単発型の鋼鉄の箱」を用意して魔眼を破壊した。
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