毎朝お世話になっている目覚まし時計。
電池切れかと思ってカバーを外すと、時計に使っている電池が液漏れしていることがあります。
目覚まし時計に限らず、掛け時計などでもこのような経験をした方は多いのではないでしょうか?
時計自体はまだまだ使えるのに、電池の液漏れのせいで使いづらくなってしまいますよね。
何とか掃除して綺麗にしたいですし、電池が液漏れする原因を突き止めて予防したいところです。
そこで今回の記事では、
- 時計の電池が液漏れする原因とは?
- 時計の電池が液漏れした時の掃除方法とは?
これらのことについてお伝えさせていただきます。
時計の電池が液漏れする原因とは?
時計に限らず、使用中の電池が液漏れする原因は「電池内部に発生するガス」によるものです。
これはどういうことかと言うと、電池は化学変化により電気を発生させていますが、この化学変化が起きる際に電池内部にガスが発生するわけです。
通常であれば、電池にはこのガスによる破裂防止のために、圧力を外へ逃がす仕組みが備わっているため問題ありません。
しかし、乾電池の容量を使い切っているのにそのまま使用する、微弱な電流を少しづつ長期間放電し続けるなどの使用方法だと、電池内部のガスが異常発生してしまい液漏れに繋がることがあります。
目覚まし時計の場合は後者による液漏れがよく発生します。
また、これ以外にも新しい電池と古い電池と混ぜて使用することや、電池の使用推奨期間を大幅に過ぎてから使う場合も液漏れが発生する可能性があります。
時計の電池が液漏れすることを防止したい
時計の電池が液漏れすることを防止したい場合は、取扱説明書に記載されている種類の電池を使用すると良いでしょう。
乾電池にはマンガンやアルカリなどの種類が存在し、それぞれ長所や短所があります。
そのため、製品にあった電池の種類が取扱説明書に記載されていることは珍しくありません。
もし、時計の取扱説明書に電池の種類についての記載がない場合は、「マンガン乾電池」を使用すると良いでしょう。
マンガン乾電池とは、小さな電流で休み休み使う機器への使用に適した電池になります。
そのため、目覚まし時計やリモコン、懐中電灯への使用に向いているというわけですね。
電池の種類は、店頭に販売されている商品のラベルなどに記載されているため、それを確認してから購入すると良いでしょう。
時計の電池が液漏れした時の掃除方法とは?
時計の電池の液漏れを掃除する前に
時計の電池が液漏れした場合、掃除を始める前に準備すべきことがあります。
まず、掃除の準備としてゴム手袋やマスク、メガネなどを身に着けましょう。
何故かと言うと、電池の液漏れの液は人体に対して有害であるため、、肌が荒れたり目に入ると失明の危険があります。
そのため、時計の掃除をする前にしっかりとした準備をしておきましょう。
時計の電池の液漏れを掃除する
準備ができたら、ティッシュや綿棒などを使って液が固まった白い粉を取り除いていきましょう。
ガチガチに固まって取れない場合は、紙やすりなどを使うと効果的です。
また、液が固まっておらず液体状であるのであれば、食酢で濡らした布や綿棒で丁寧に拭きましょう。
液漏れの液を綺麗にしたら、別の綺麗な布や綿棒、ティッシュで乾拭きすれば完了です。
ちなみに、電池の液漏れにより時計の電極板が錆(さ)びていることがあります。
こうなってしまうと、電池をセットしても時計がうまく動かないことがあり得ます。
そのため、上記の方法に加え電極板の錆を落とす必要があります。
まず、ブラシなどを使い電極板の錆を落としていきましょう。
錆がブラシで落とせない場合は紙やすりを使ったり、酸性の洗浄液で拭くと効果的です。
錆をしっかりと落とした後は、電極板に「接点復活剤」を塗ります。
接点復活剤とは、電極板などの状態を良好にするためのもので、電極板に錆が浮かないようにする効果もあります。
電池の保管方法について
長期間に渡る電池の保管方法について、以下の記事に情報をまとめています。
電池の保管方法はこれ!液漏れを防止する方法についてもくわしく紹介
まとめ
時計が急に動かなくなると焦りますよね。
電池が液漏れしていたらなおさらです。
そんな状態を改善するために、この記事がお役に立てれば幸いです。