「とうもろこし」はスーパーなどでよく販売されている穀物です。
そんなとうもろこしですが、具体的にどういった栄養があるのか、よくわからない方は多いのではないでしょうか?
買い物の時によく目にするとうもろこしだからこそ、知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- とうもろこしにはどんな栄養がある?
- とうもろこしの栄養効果とは?
これらの情報をまとめてみました。
とうもろこしにはどんな栄養がある?
とうもろこしにはどんな栄養があるのかと言うと、以下のようなものが挙げられます。
2・カリウムやリンなどのミネラル
3・たんぱく質
4・食物繊維
5・葉酸
以上です。
まず、とうもろこしは「ビタミンBやビタミンE、ナイアシンなどのビタミン類」が豊富な穀物です。
とくに、ビタミンB1とB2が多く含まれており、ビタミンB1は野菜平均の約2倍と野菜の中でも比較的多く含まれています。
また、ビタミンB1は人間の身体にエネルギーを行き渡らせる働きがあり、糖分をエネルギーに変えるのに大切な栄養です。
これが不足してしまうと、イライラしてしまったり、注意力が低下するなど大きな悪影響が発生してしまいます。
次の「カリウムやリンなどのミネラル」ですが、これも身体を健康に保つために重要な栄養になります。
例えば、高血圧やむくみを予防する効果のあるカリウム、骨や歯の構成成分となるリンなど非常に大きな役割があります。
ミネラルが不足してしまうと、鬱・低体温・貧血・肌荒れ・肩こり・口内炎など、多くの症状の原因の1つとなるため、不足しないよう心がけたいですよね。
そして、以外かと思われるかもしれませんが、とうもろこしはたんぱく質が豊富な穀物でもあります。
具体的には、とうもろこし100グラムあたり3.6グラムも含まれています。
日本人の主食であるお米と比較すると、ご飯100グラムに含まれるタンパク質は2.5グラムですので、とうもろこしのたんぱく質はご飯よりも多くなります。
たんぱく質は筋肉をはじめ、髪の毛や皮膚の構成成分となるほか、疲労回復や成長促進にも効果がある重要な栄養となるので、とうもろこしは効率的にたんぱく質を摂取できる穀物だと言えるでしょう。
4番目の「食物繊維」ですが、とうもろこしには非常に豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維の性質としては不溶性食物繊維が多く、とくに実の皮の部分にセルロースと呼ばれる食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整え、腸の動きも活発にしてくれるので、大腸がんなどの予防にも効果が期待できます。
また、食物繊維には血中コレステロールや血糖値の上昇を抑える作用があるため、高血圧・肥満・糖尿病などの予防に効果があるとされています。
最後の「葉酸」とはビタミンB群の一種です。
葉酸は正常な赤血球を作るために必要な栄養素で、鉄を意識して摂取しているのに貧血気味だという人は葉酸が足りていない場合もあります。
目安としては、葉酸は成人1日に240μg以上の摂取を推奨されており、妊娠中の女性はより多くの葉酸摂取が必要だとされています。
とうもろこしには、150グラムあたり143μgの葉酸が含まれているため、葉酸の摂取効率が高い穀物だと言えるでしょう。
とうもろこしの栄養効果とは?
とうもろこしの栄養効果は、前章にあるような有益なものばかりです。
また、とうもろこしは生で食べても、茹でて食べても摂取する栄養素に大きな違いがありません。
つまり、とうもろこしを茹でて調理することで、大きく栄養素が損失されることはないということですね。
これは電子レンジでの調理も同じなので、電子レンジを活用するレシピにとうもろこしを使いやすいというメリットがあります。
ただ、一般的にとうもろこしを缶詰や冷凍にすると、糖質や食物繊維の量はあまり変わりませんが、たんぱく質・リン・ビタミンB1・B2の量が減少する傾向があります。
そのため、缶詰や冷凍のとうもろこしを活用する際は、不足するたんぱく質・ビタミンB1・B2を別の食材で補うことをおすすめします。
とうもろこしに関するその他の情報
とうもろこしはレンジで何分加熱すべき?爆発するかや皮付きのままでも大丈夫?
とうもろこしが歯に挟まらない食べ方とは?歯に挟まると痛いのはなぜ?
とうもろこしは腐るとどうなる?見分け方や腐ったまま食べたらどうなるの?
まとめ
とうもろこしには様々な栄養がたくさん含まれています。
健康維持や体調改善にも効果的であるため、有効に使いたい穀物になります。