寒い冬の季節になると「ノロウイルス」が流行します。
ノロウイルスに感染すると、激しい嘔吐や下痢などの症状が現れるため、感染しないよう注意をしたいところです。
しかし、ノロウイルス感染の原因となる食べ物がわからないと難しいですよね。
また、ノロウイルス感染の予防方法も知っておきたいです。
そこで今回の記事では、
- ノロウイルス感染の原因となる食べ物はこれ!
- ノロウイルスに食べ物で感染することを予防するためには?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ノロウイルス感染の原因となる食べ物はこれ!
ノロウイルス感染の原因となる食べ物は「牡蠣(カキ)を含む二枚貝」などになります。
正確に言えば、ノロウイルスは貝の体内では増殖することが出来ないのですが、二枚貝の生息域がノロウイルスに汚染されると、二枚貝がノロウイルスを体内に蓄積してしまうと考えられています。
ノロウイルスを体内に蓄積した牡蠣などを、加熱不十分などの状態で人間が食べることでノロウイルスに感染するわけですね。
また、ノロウイルスを体内に蓄積した牡蠣を調理する時に使用した料理器具や、調理者本人の消毒が不十分だとそこから周囲の人間へ感染が始まることもあります。
例えば、調理者の手に付着したノロウイルスをそのままにしてしまうと、その手で触った食品がノロウイルスに汚染され、その食品を食べることにより、感染が引き起こされるおそれがあります。
その他にも、学校などのように集団生活をする環境においては特に危険です。
ノロウイルスは感染力が非常に強いため、凄まじい速度で多くの人間に感染して被害をもたらすからですね。
実際に学校で起きたノロウイルスの集団完成例では、給食業者から運ばれた給食用のパンが原因となった例や、学校給食の調理員や給食当番の児童を介した例などの報告がされています。
ノロウイルスに食べ物で感染することを予防するためには?
1・食材をしっかり加熱する
牡蠣(カキ)を含む二枚貝を調理する際には、中心部まで十分に加熱処理するようにしましょう。
具体的には、85℃~90℃の加熱を90秒間以上続ける必要があります。
こうすることで、二枚貝の中にいるノロウイルスを消毒することが出来ます。
牡蠣などの調理に慣れていないと、加熱不十分によるノロウイルス感染が発生する可能性があるため、意識してしっかりと加熱処理するようにしましょう。
2・調理器具の消毒
牡蠣を含む二枚貝を調理するために使用した調理器具は、しっかりと消毒しておかないとノロウイルス感染の原因となることがあります。
また、貝類などの調理に使った水が他の調理器具にかかることで、ノロウイルスが拡散することも考えられます。
そのため、二枚貝を調理する時は、調理をする場所や器具のことをよくよく考えてから作業を行いましょう。
そして、調理後の調理器具は洗剤でよく洗った後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm) で浸すようにふくことでウイルスを失活化することができます。
もちろん、熱湯による90秒間以上の加熱処理でも大丈夫です。
3・手拭きは清潔なものを使う
手洗いの後に使用するタオルなどは清潔なものを使用しましょう。
場合によっては、この手拭き用タオルがノロウイルス拡散の原因となることがあります。
また、二枚貝を調理した後で別の食材を触るようであれば、その前にしっかりと手を洗うようにしてください。
生鮮食品(野菜や果物など)をそのまま使用するサラダなどの場合は、ノロウイルスへの注意が特に必要になります。
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まとめ
ノロウイルスは嘔吐や下痢といった激しい症状をもたらす感染症です。
そんなノロウイルスから身を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。