食中毒の応急処置のやり方はこれ!嘔吐物の処理方法もくわしく紹介 | ごろん小路。

食中毒の応急処置のやり方はこれ!嘔吐物の処理方法もくわしく紹介

食中毒になると嘔吐や下痢などの症状に苦しめられます。

そんな時、食中毒に対する応急処置のやり方を知っておけば、身体への負担を軽減できます。

また、食中毒疾患者の嘔吐物などには、原因となる細菌やウイルスが大量に含まれていることにも注意してください。

そのため、嘔吐物の適切な処理方法を知っておかないと二次被害が生じる危険性があるわけですね。

そこで今回の記事では、

  • 食中毒の応急処置のやり方はこれ!
  • 食中毒時の嘔吐物の処理方法はこれ!

これらのことについて、お伝えさせていただきます。

スポンサーリンク
  

食中毒の応急処置のやり方はこれ!

食中毒の一般的な症状は、嘔吐・下痢・腹痛・発熱といったものになります。

一見すると風邪の症状と同じなので、食中毒が軽度の場合は誤認してしまう可能性もあります。

しかし、食事をした後から数時間後にこれらの症状が現れた場合、風邪ではなく食中毒の可能性を疑った方が良いでしょう。

また、毒キノコやフグ毒のような自然毒が食中毒の場合、短時間で症状が重篤化して命の危険が生じることがあります。

例えば、フグ毒による食中毒の場合、唇や舌の痺れなどの症状がまず現れます。

そのため、「これは風邪ではないのでは?」といった異常を感じたら、すぐに病院を受診するようにしましょう。


次に、すでに嘔吐や下痢の症状が現れている場合、重要になるのが「水分補給」です。

嘔吐や下痢により、体外へ水分が大量に排出されている状態が続けくと、脱水状態になる危険があるからですね。

また、水分と一緒にナトリウムやカリウムといった栄養素も排出されてしまうことにも注意が必要です。

そのため、食中毒時の水分補給は、ただ水を飲めば良いというわけではなく、失われていく「水分」と「栄養素」の療法を上手に補充する必要があります。

具体的には、スポーツドリンクや麦茶を飲んだり、冷たい液体よりも温かい液体の方が身体に負担になり
ません。

ちなみに、下痢や腹痛の症状が酷いからといって、市販されている下痢止めなどを服用するのは絶対にやめてください。

何故かと言うと、食中毒時の嘔吐や下痢は食中毒の原因である細菌やウイルスを体外へ排出することを目的とした症状だからです。

下痢止めなどでこれらの症状が抑えられてしまうと、体内に細菌やウイルスが残り続けてしまうことになるため、逆効果になってしまうわけですね。


最後に、食中毒に疾患した可能性がある場合は必ず病院を受診するようにしましょう。

食中毒の症状が軽度のものだとしても時間経過で悪化する可能性がありますし、二次感染などを防ぐためにも専門家の意見は必要になるでしょう。

また、上記にもありますが毒キノコやフグ毒などは命を落とす可能性があります。

呼吸困難などの致命的な症状が出てからでは遅いので、自分やご家族の命を守るためにも迅速な行動を心がけましょう。

食中毒時の嘔吐の処理方法はこれ!

食中毒に疾患した時には嘔吐や下痢の症状が現れます。

この嘔吐物や下痢の中には、食中毒の原因である細菌やウイルスが大量に含まれていることに注意してください。

嘔吐物などの処理の仕方を間違えると、二次感染が発生する危険が高いですからね。

スポンサーリンク

そのため、食中毒時の嘔吐物や下痢の処理をする場合は、しっかりと準備をした上で正しい方法で掃除をするようにしましょう。


1・嘔吐物処理の準備をする
嘔吐物を処理する前に、ゴム手袋やマスクなどを着用して自分の健康を守るようにしましょう。

汚物の飛散範囲が広い場合は、スリッパの裏側などにも汚物が付着する可能性があるため、スリッパを履いた足ごとビニール袋などで覆うなどの処置をしましょう。

また、作業時の服装も洗濯しやすいものが望ましいです。

例えば、作業着の上にエプロンを着用するなどが効果的ですね。

そして、作業に必要な道具を用意しましょう。

嘔吐物処理に必要な道具には、以下のようなものがあります。

1・ペーパータオル
2・使い捨てに出来る雑巾などの布
3・次亜塩素酸ナトリウム
4・汚物を入れるためのビニール袋


2・嘔吐物を処理する
まずは床などに付着している嘔吐物にペーパータオルを被せていきましょう。

これは嘔吐物を部屋の中に飛散させないようにするためのものです。

次に、嘔吐物をペーパータオルや布などを使い、外側から内側へ向かって集めていきます。

嘔吐物を集める際のコツとしては、布で嘔吐物を一方通行に拭き取ることが挙げられ、中心部分へ一直線に汚物を集めることで汚物の飛散を防ぐことが出来ます。

そうやって集めた汚物は、用意した汚物を入れるためのビニール袋に廃棄し、次亜塩素酸ナトリウムを注いでで消毒しましょう。

また、もちろん床なども消毒を行いますが、嘔吐物は広範囲に飛び散りやすい点に注意してください。

例えば、食中毒疾患者が1メートルの高さから嘔吐した場合、半径2m程度の範囲に嘔吐物が飛散してしまうからです。

目に見える固形物は掃除しやすいですが、目に見えない汚物を掃除出来ていないと二次感染の恐れがあります。
そのため、嘔吐物が落ちた床などの消毒は広範囲を行うことを心がけてください。

ウィルバス500ml (200ppm)


3・嘔吐物の入った袋をすぐに処分する
嘔吐物をビニール袋に入れ消毒液を注いだら、すぐに袋の口を結んでしまいましょう。

食中毒の原因となる細菌やウイルスがこれ以上広がることを防ぐためですね。

また、嘔吐物の清掃に使用したマスクやゴム手袋などもまとめて処分しておきましょう。

二次感染を防ぐためにも、「もったいないから洗ってまた使おう」ということは絶対にやめてください。

作業着やエプロンなどは、消毒後に洗濯するなどをすれば大丈夫かと思います。

食中毒に関するその他の情報

食中毒に関するその他の情報は、以下の記事にまとめてあります。

流しそうめんの食中毒対策の方法はこれ!必要な道具もくわしく紹介

食中毒の対策方法でお弁当の場合はこれ!細菌を繁殖させないやり方を紹介

食中毒予防の4原則はこれ!家庭で出来る予防方法も紹介

食中毒になった時の対処方法はこれ!他の人にうつるかどうかも紹介

食中毒になった時の症状はこれ!症状がいつからいつまで続くのかも紹介

食中毒が秋に多い原因はこれ!予防方法もくわしく紹介

まとめ

食中毒になると、応急処置や嘔吐物などの処理が大変ですよね。

そんな作業を少しでもスムーズに行うために、この記事がお役に立てれば幸いです。

スポンサーリンク