「いびき」は睡眠障害など様々な健康被害を引き起こす恐れがあります。
そんないびきですが口呼吸が原因で起こるという話を聞くことがあります。
また、口呼吸によっていびきが発生しているのであれば、その対策方法も知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- 口呼吸がいびきの原因になる?
- 口呼吸によるいびき対策方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
口呼吸がいびきの原因になる?
結論から言えば、口呼吸がいびきの原因になる可能性はあります。
一般的に、いびきは上気道(鼻から喉までの空気の通り道)が狭くなることで呼吸のたびに生じる摩擦音のことだとされています。
そして、口呼吸が常態化してしまうと、空気の通り道である上気道が狭くなるため、いびきが発生しやすくなってしまうわけですね。
また、寝ている間に口呼吸になると、舌が気道へと落ち込みやすくなることも同様です。
睡眠中は全身の筋肉が緩むため、起きている時よりも気道が狭くなるのですが、舌に塞がれた気道はさらに狭くなり、空気が通りにくくなります。
その結果、空気が通りにくくなっている状態が続くと、人の身体は必要な酸素を得るため無意識のうちに思い切り息を吸うようになります。
それが大きないびきに繋がるわけですね。
口呼吸によるいびき対策方法とは?
一番の改善方法は口呼吸をやめて、本来の鼻呼吸を常態化することです。
多くの場合、口呼吸になる原因は花粉症による鼻炎などによって鼻呼吸が行いにくくなるためです。
そのため、鼻炎などの症状を改善することで、口呼吸から鼻呼吸へ戻すことができるでしょう。
蓄膿症など自力での症状改善が難しい場合は、病院で耳鼻科を受診することをおすすめします。
また、口呼吸は生活習慣などによっても発生することがあります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・喫煙
3・ストレス
4・慢性的な疲労
5・枕が高すぎる
以上です。
1番目の「寝酒」は、寝る前にお酒を飲むことを指しています。
お酒を飲んですぐに寝てしまうと筋肉が弛緩して口が開いてしまい、いびきが出やすくなります。
そのため、寝る4時間前には飲酒を終えるようにしましょう。
2番目の「喫煙」はそのままですね。
タバコには、ニコチンをはじめ多くの化学物質が含まれています。
そのため、タバコを吸い続けると気道の粘膜が化学物質に刺激され、むくみや炎症が起こりやすくなります。
このむくみや炎症によって気道が狭くなるので、いびきが発生しやすくなってしまうわけですね。
また、口呼吸によって口内が乾燥していると、さらに症状が悪化する恐れがあります。
3番目の「ストレス」もそのままですね。
心身が疲れた状態のまま眠ると、筋肉が緩んで舌が気道に落ち込みやすくなります。
その結果、呼吸がスムーズに行われなくなり、いびきが発生しやすくなってしまうわけですね。
これは4番目の「慢性的な疲労」も同様です。
現代日本はこれらの解消が難しく、慢性的なものになりがちなので注意をする必要があります。
最後の「枕が高すぎる」もそのままですね。
枕が高い状態のまま寝てしまうと、顎が引けて首が圧迫されるため気道が圧迫されます。
その結果、呼吸がスムーズに行われなくなりいびきをかくようになります。
また、枕が合わないと睡眠の質が悪くなるなどの問題が生じる可能性が高いです。
できるだけ自分の身体や環境にあった枕を使うようにしましょう。
まとめ
口呼吸がいびきの原因になる可能性はあります。
一般的に、いびきは上気道(鼻から喉までの空気の通り道)が狭くなることで呼吸のたびに生じる摩擦音のことだとされています。
そして、口呼吸が常態化してしまうと、空気の通り道である上気道が狭くなるため、いびきが発生しやすくなってしまうわけですね。
寝ている間に口呼吸になると、舌が気道へと落ち込みやすくなることも同様です。
また、口呼吸は生活習慣などによっても発生することがあります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
2・喫煙
3・ストレス
4・慢性的な疲労
5・枕が高すぎる
以上です。