日中様々な場所で目にする「カラス」ですが、夜はどこにいるのかよくわかりませんよね。
また、カラスも動物ですから夜には寝ているのでしょうが、どこで寝ているのかも知らないことが多いかと思います。
そこで今回の記事では、
- カラスは夜どこにいるの?
- カラスは夜どこで寝る?
- カラスが夜中に鳴く原因とは?
これらの情報をまとめてみました。
カラスは夜どこにいるの?
結論から言えば、カラスは夜になると「ねぐら」と呼ばれる場所にいます。
カラスは集団行動をする鳥であり、夜に眠る際も数多くのカラスと同じ場所で眠ります。
この時、たくさんのカラスたちが集まって夜を過ごす場所のことを「ねぐら」と呼ぶわけですね。
例えば、自然界では山の中腹にある暗い森林、神社を囲む鎮守の森などにカラスのねぐら作られていました。
人間の街中のような自然が少ない場所だと、規模の大きな公園や住宅街から少し離れた雑木林などをねぐらに選ぶことが多いようです。
また、カラスはすぐにねぐらへ全員が集まるわけではなく、手順を踏んでねぐらへと集まっていきます。
まず、カラスは「就塒前集合(しゅうじぜんしゅうごう)」と言って、ねぐらに入る前にその森の入り口で群れになって集まります。
これは、ねぐらの安全確認をしていると言われており、多くのカラスが集まることからコミュニケーションで情報を交換するタイミングにもなっています。
例えば、夕方頃にカラスの大群が電線や建物の屋上に集まっている場合は、この就塒前集合である可能性があります。
その後、ねぐらの安全確認が完了したら、カラスたちはねぐらへと集まって眠るわけですね。
ちなみに、ねぐらに集まるカラスの数が非常に多く、数百~数千羽が集まることが珍しくなく、大きな集団になると1万羽を超える場合もあります。
そのため、異様な数のカラスが集まっている場合は、そこがねぐらになっている可能性が高いです。
カラスは夜どこで寝る?
前章にもあるように、カラスが夜にどこで寝るかと言うと、「ねぐら」と呼ばれる場所になります。
山の中腹にある暗い森林や神社を囲む鎮守の森などの高い木々、街中では規模の大きな公園や住宅街から少し離れた雑木林などをねぐらに選ぶことが多いようです。
ただ、カラスが常にねぐらで寝ているかと言うと、そうではない時期があります。
それはカラスの繁殖期にあたる3月から7月です。
この時期のカラスたちは夫婦で子育てに専念するので、集団行動をする機会が大きく減ることになります。
その結果、集団ねぐらを行う機会が減るので、大量のカラスが一箇所に集まるといった光景を見る可能性が低くなるわけですね。
カラスが夜中に鳴く原因とは?
カラスが夜中に鳴く原因としては、以下のようなものが挙げられます。
2・危険を仲間へ知らせるため
以上です。
1番目の「カラスの起床時間が早いため」とは、カラスが活動を開始する時間が非常に早いことが関係しています。
夜行性でない鳥は多くの種類が早起きですが、カラスはとくに早起きであり、午前0時ごろに起きる個体もいるほどです。
つまり、日の出前に活動を開始することが珍しくないため、人間が寝ている夜中に鳴くことがあるわけですね。
2番目の「危険を仲間へ知らせるため」はそのままですね。
カラスは集団行動をする鳥であり、仲間とのコミュニケーションを頻繁に取る鳥でもあります。
例えば、天敵になりそうな動物が近くにいるなどの状態となった場合、その情報を仲間へ知らせるために鳴き声を出すことがあります。
カラスを夜間に襲う動物としては、蛇やフクロウなどが存在します。
とくに、自然が豊富な場所であれば、こういった天敵となる動物との遭遇率も高くなるため、結果的に夜中にカラスが鳴くことが多くなります。
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まとめ
カラスは夜になると、集団でねぐらとなる場所で眠っています。
また、活動開始時間が非常に早い鳥でもあるため、夜中に鳴き声を出すことがあります。