「カラス」が庭の木などに巣を作ることがあります。
カラスが巣を作ってしまうと、近くにいる人が襲われるなどの危険が生じるため、何とかして撤去したいですよね。
また、カラスの巣作りを防止する方法も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- カラスの巣は自分で撤去できる?
- カラスの巣を撤去する時期とは?
- カラスの巣作りを防止する方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
カラスの巣は自分で撤去できる?
結論から言えば、カラスの巣は自分で撤去することは条件付きで可能です。
その条件とは、「カラスの巣の中に何もないこと」になります。
これは、カラスは「鳥獣保護法」の対象となっており、個人が勝手に駆除や捕獲をしてはいけないと法律で定められています。
万が一、違反した場合は「1年以下の懲役または、100万円以下の罰金」が課せられます。
これがあるため、カラスの巣の中にすでに卵やヒナがいると、自力での撤去ができなくなってしまうわけですね。
成体のカラスも同様に鳥獣保護法の対象となるため、カラスそのものを傷つけて駆除することもできないので注意をしてください。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
カラスの巣を撤去する時期とは?
前章にもあるように、カラスの巣を撤去する時期は「カラスの巣の中に何もない」状態となります。
カラスが巣を作り始めるのは、おおよそ「3月から4月頃」になります。
この時期であれば、カラスの巣の中には何もない可能性が高いので、自力で巣を撤去できる場合が多いです。
しかし、万が一の可能性もあるため、巣を撤去する前に、巣の中に何もないことをしっかりと事前に確認するようにしましょう。
また、カラスの巣を自力で撤去する場合、その巣を作っているカラスに襲撃される危険があることに注意をしておきましょう。
とくに、昼間はカラスの活動が活発であるため、巣の撤去作業中に襲われる危険性が高いです。
怪我を避けるためにも、撤去作業はカラスに襲われにくい夜間に作業することをおすすめします。
夜間に作業を行うという都合上、作業に必要な道具はあらかじめしっかりと取り揃えておくようにしましょう。
具体的には、手袋・ゴーグル・消毒液・ゴミ袋・懐中電灯・物干し竿などの長い棒といった道具が必要になるかと思います。
カラスの巣作りを防止する方法とは?
カラスの巣作りを防止する方法には、いくかのやり方があります。
具体的には、
2・庭木の剪定をする
3・カラス忌避剤を散布、設置する
以上です。
1番目の「巣の材料を取り除く」とは、カラスの巣の材料になるハンガーや針金、紐などを家の周囲から取り除くことです。
通常、カラスは木の枝を使って巣を作るのですが、自然が少ない場所だとハンガーなどの人工物を使って巣を作ります。
そこで、巣の材料となるハンガーなどを家の周囲から取り除くことで、カラスが巣を作りにくくするわけですね。
2番目の「庭木の剪定をする」とは、カラスは大きくて背が高いクスノキやカシ、ケヤキなどの常緑樹・落葉樹に巣を作る習性があります。
そのため、あらかじめ庭の木を剪定しておけば、カラスは巣作りしづらくなるでしょう。
ただ、カラスは電柱に巣を作ることもあるので、その場合は管轄の電力会社に連絡するようにしょう。
最後の「カラス忌避剤を散布、設置する」とはそのままですね。
カラスに対して忌避効果がある薬剤を散布、設置することでカラス避けにすることができます。
こういった忌避剤はインターネットなどでも販売されているので、購入は簡単です。
また、忌避剤にはスプレータイプや設置タイプなど、使用方法が異なるものがあります。
自分の環境に合わせた薬剤を選ぶことで、カラス対策を効率的に行うことができるので、あらかじめチェックをするようにしましょう。
鳩・カラス忌避剤 バードフリー 1本(250g+専用トレー付き)
トリよグッバイ スプレータイプ 270ml 鳥よけ カラスよけ ムクドリよけ ハトよけ 忌避剤 スプレーするだけ スプレータイプ カラス撃退 鳩撃退 ムクドリ撃退
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まとめ
カラスの巣は、条件さえ合えば自力で撤去可能です。
その際は、時間帯や道具の準備をしっかりと行って作業をするようにしましょう。
また、カラスの巣を作らせないことも大切なので、予防策を講じておくことをおすすめします。