「しいたけ」を食べた後で身体に異常が発生している場合、それは食中毒かもしれません。
しいたけは日本人の多くが食べている食材ですが、きちんとした食べ方をしないと大変なことになる可能性があります。
しかし、具体的にどういった症状が現れるのか、よくわかりませんよね。
そこで今回の記事では、
- しいたけを生焼けで食べると食中毒になる!?
- しいたけの食中毒の症状とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
しいたけを生焼けで食べると食中毒になる!?
結論から言えば、しいたけを生焼けで食べることで食中毒になる可能性はあります。
しいたけには「ホルムアルデヒド」という毒成分が含まれており、過剰に摂取すると皮膚炎や胃腸障害を引き起こす危険があるからですね。
そして、この皮膚炎は「しいたけ皮膚炎」と呼ばれています。
しいたけ皮膚炎とは、生しいたけを食べた直後から数日後に全身に出る湿疹のことで、上記にあるホルムアルデヒドの過剰摂取によって発生します。
しいたけ皮膚炎による湿疹は非常にかゆみが強く、大人が我慢できないほどになることもあるので注意をしておきましょう。
また、しいたけ皮膚炎は潜伏期間が長く、症状が現れるまでに1~4日ほどの時間がかかることが特徴です。
そのため、生焼けのしいたけを食べたことを忘れたころに症状が現れることになるので、別の病気や怪我と誤認する可能性も考えられます。
その他には、因果関係ははっきりしていないようですが、しいたけ皮膚炎は「アルコールと生しいたけを一緒に摂取すると発症しやすいのではないか」とも言われています。
そして、しいたけ皮膚炎が発症した場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。
重症化することはあまりないようですが、かゆみが非常に強いため、日常生活や仕事に支障をきたすことが考えられるからですね。
その際は、病院で皮膚科を受診すると良いでしょう。
しいたけの食中毒の症状とは?
しいたけの食中毒の症状には、以下のようなものが挙げられます。
2・身体の一部が虫刺されのような発赤や紅斑が現れる
3・身体の一部が線状に赤くミミズばれのように腫れる
4・腹痛や下痢
以上です。
とくに、1~3番は「しいたけ皮膚炎」の症状として知られています。
前章にもあるように、しいたけ皮膚炎は非常に強いかゆみをもたらすため、日常生活や仕事に支障をきたす可能性がある場合は、すぐに病院で皮膚科を受診するようにしましょう。
また、しいたけの食中毒を防ぐ方法としては「加熱処理をすること」が重要です。
中毒症状の原因となる毒成分「ホルムアルデヒド」は、しいたけを調理する段階で加熱処理をすることにより、揮発・分解するので無害化できるからですね。
そのため、しいたけにはしっかりと火を通すようにしましょう。
うっかり生焼けの状態のしいたけを食べると、しいたけ皮膚炎などの症状に苦しむことになるかもしれませんからね。
ちなみに、調理中のしいたけが生焼けの状態であるかどうかの判別は、以下の記事に情報を記載しています。
しいたけに関するその他の情報
しいたけを生焼けで食べると食中毒になる!?症状についても紹介
まとめ
しいたけによる食中毒を防いで、楽しく美味しい食事をしたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。