「イラガ」は触れると電気が走ったかのような激痛が生じます。
そんな厄介な害虫であるイラガですが、どのような害虫なのかわからないかと思います。
また、イラガの幼虫を駆除するために必要な殺虫剤についても知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- イラガとはどんな害虫なのか?
- イラガの幼虫を駆除するための殺虫剤とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
イラガとはどんな害虫なのか?
「イラガ」とは、チョウ目イラガ科に属する蛾(ガ)の総称です。
そして、イラガの幼虫は体表に毒針を持つ毛虫で、この毒針に触れてしまうと電気のような激しい痛みが生じるという特徴があります。
イラガの幼虫は葉っぱの裏に生息していることが多く、葉っぱと同じような体色をしているため存在に気が付かないことが多いです。
これにより、イラガの幼虫に気が付かず草むらに入って毒針に刺されるといった事態が発生するわけですね。
イラガはおおよそ6月~9月にかけて孵化・成長するため、イラガの幼虫が発生する夏場は特に注意が必要です。
また、イラガの幼虫は「カキ・ナシ・サクラ・ウメ・アンズ・カエデ類・ヤナギ類・クリ・クルミ・リンゴ・ザクロ」など、多くの樹木につきます。
自宅の庭や自分の行動範囲にこれらの植物がある場合は、イラガの幼虫に注意をしておきましょう。
そして、これらの樹木でイラガの幼虫が大量発生することがあります。
その場合は、放置すると毒針による被害が懸念されるため、駆除をして安全を確保することをおすすめします。
次章では、イラガの幼虫の駆除方法についてお伝えさせていただきます。
イラガの幼虫を駆除するための殺虫剤とは?
イラガの幼虫の数が少ない場合は、割りばしなどで摘んで駆除していく方法もあります。
しかし、樹木に大量発生してしまった場合は、こういった方法では効率が悪すぎます。
そこで、以下の方法を実践することをおすすめします。
1・必要な道具を用意する
まずはイラガの駆除作業に必要な道具を用意しましょう。
駆除に使用する殺虫スプレーはもちろん、破棄しても問題ないビニールシートや新聞紙などがあると便利です。
イラガの幼虫に殺虫スプレーを噴霧すると、幼虫が葉から次々に落ちてきます。
そのため、この地面に落ちたイラガの幼虫を見逃さないように、地面にビニールシートや新聞紙などがあると作業が楽になるわけですね。
また、必要であれば竹箒などがあると、駆除作業後に掃除をする時に便利です。
2・駆除に適した服装に着替える
前章にもあるように、イラガの幼虫の毒針は非常に強力なものです。
そのため、駆除作業を行う際は肌を露出しないような服装をしましょう。
長袖、長ズボンのほか、帽子やゴム手袋などで徹底的な防備をして、絶対に素手で触らないようにしてください。
また、殺虫剤で駆除した後の幼虫の死骸にも注意が必要になります。
幼虫自身は死んでいても、毒針の機能はそのまま残っているからですね。
3・殺虫スプレーで駆除をする
イラガの幼虫がいる樹木に向かって、殺虫スプレーを噴霧しましょう。
駆除したイラガの幼虫が上から落ちてくる関係上、噴霧距離が長い殺虫スプレーがおすすめです。
また、樹木の形状にもよりますが、まずは上にいるイラガへ向かってスプレーを噴霧していきましょう。
そして、徐々に下側へと噴霧する場所を移していきます。
注意点としては、殺虫スプレーを噴霧した後は、樹木には近寄らないようにすることです。
時間差でイラガの幼虫が落ちてくる可能性があるため、頭や肩などにイラガの幼虫が接触する危険があるからですね。
そのため、地面に落ちた死骸の掃除も、後日に行う方が安全です。
イラガに関するその他の情報
まとめ
イラガの幼虫は非常に強力な毒針をもっているので、安全のために素早く駆除したいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。