ダニは種類にもよりますが病気を媒介することもあり、犬が重篤な症状に陥ることがあり得ます。
可愛い犬の健康のためにも、ダニを素早く取り除く必要があるわけですが、正しいダニの取り方がわからず悩むことがあるかと思います。
間違ったダニの取り方をしてしまうと、犬の健康を損ねることがあるからですね。
そこで今回の記事では、
- ダニを犬から取る取り方とは?
- ダニから犬を守る予防方法について
これらのことをお伝えさせていただきます。
ダニを犬から取る取り方とは?
犬につくダニにはいくつかの種類があります。
つまり、
2・ニキビダニ……0.2mm~0.3mmほどの大きさ。毛根を包んでいる毛包に潜み、脱毛やニキビの膿ほうのような症状を引き起こす
3・ヒゼンダニ……0.4mmほどの大きさ。皮膚の表面に寄生し、非季節性で強いかゆみを伴う疥癬症を引き起こす
4・耳ダニ……0.2mm~0.3mmほどの大きさ。耳の中に寄生し、激しいかゆみを伴い慢性の外耳炎や中耳炎を引き起こす
以上になります。
どのダニも放置すれば犬の健康を害する可能性があります。
そのため、早急なダニを犬から取り除いてあげることが望ましいです。
ダニを犬から取り除く際は、ダニが潜んでいる場所を重点的に行うと効果的です。
上記にあるように、種類によってダニが寄生・潜伏する場所は異なるので、それらの場所を調べたり、耳をひどくかいているといった犬のしぐさを観察すると良いでしょう。
これらを考慮した上で、ダニを犬から取り除く方法は大きく分けて2種類のものがあり、「動物病院に連れて行く」と「自分でダニを取る」というものになります。
「動物病院に連れて行く」という方法はそのままですね。
ダニの数が非常に多かったり、犬の状態が明らかにおかしい場合では個人で対処が出来ないことがあります。
こういった時は迷わず、すぐに動物病院に犬を連れていきましょう。
自分でダニを取る方法について
犬についたダニを自分で取り除く場合ですが、これにはいくつかの種類があります。
1・酢やエタノールを使う
酢やエタノールを使うことで、犬についたダニを取り除くことが出来ます。
やり方は、酢やエタノールを脱脂綿やガーゼにふくませて、それをダニに押し付けましょう。
ダニはこれらの臭いを嫌がるので、しばらくすると噛み付いていた口を離して移動し始めます。
この移動を開始したダニを、ピンセットなどで丁寧に取り除きましょう。
ポイントとしては、「無理に引き剥がそうとしないこと」と「ダニを潰さないようにすること」です。
ダニは犬の皮膚にがっちりと噛み付いていることがあるため、無理に引き剥がしてしまうと口の一部が犬の皮膚に残ってしまいます。
これが化膿などの原因になることがあるので、ダニを取り除く際は力任せに取り除くのはやめておいた方が良いです。
また、ダニを潰してしまうと卵を撒き散らすことがあります。
そのため、恨めしいダニを潰したくなる衝動をぐっと抑えて、紙コップなどに入れておいた酢の中へ放り込みましょう。
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2・ダニ取りシャンプーを使う
犬の身体にダニが大量についている場合は、ピンセットで取るなどの方法だと大変です。
そこで活躍するのがダニ取りシャンプーです。
ダニ取りシャンプーだけで全てのダニを取り除くことは難しいですが、ダニ全体の数を減らすことが出来るので楽ができます。
ただし、何回もダニ取りシャンプーを使うと、犬の毛を痛めてしまう・皮脂を落としすぎてしまうなどの弊害が生じます。
また、肌が弱い犬だと逆効果になってしまう可能性もありますので、注意した方が良いでしょう。
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ダニから犬を守る予防方法について
ダニから犬を守る予防方法としてすぐに出来るものは、散歩などが終わった際に「ブラッシング」をすることです。
犬を散歩させる以上、ダニがついてしまう可能性はゼロではないため、散歩から帰ってきたらブラッシングする習慣をつけると良いでしょう。
ダニが噛み付いていなければ、そのまま取ることが出来ますしね。
また、ブラッシング以外の方法では「フロントラインプラス」がおすすめです。
犬の首の後ろに薬剤を垂らして使うもので、ダニの駆除・予防の双方に効果が期待できます。
毛が長い犬の場合は、毛をかき分けて皮膚に薬剤を垂らすようにしましょう。
注意点としては、犬に使用する前に副作用などのことを、獣医さんとしっかり相談してから使用するようにしましょう。
最後は「カタンドッグ・メタル」を使う方法になります。
カタンドッグ・メタルとは、地球の磁場を利用し微弱な電磁波を発生させ、犬についたダニやノミを追い払う効果がある道具です。
使用期限が2年ほどであり、少々値段が張るということがありますが、肌が弱いなどの理由で「フロントラインプラス」を使用できない場合はおすすめです。
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まとめ
犬についたダニは素早く取り除いてあげたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。