「イラガ」は触ると激痛をもたらす毒針を備えた害虫です。
うっかりイラガに触ってしまい、痛い思いをした方は多いのではないでしょうか?
そんなイラガですが、駆除のためにイラガの幼虫の発生時期を知っておきたいですよね。
もちろん、効果的な駆除方法も同様です。
そこで今回の記事では、
- イラガの幼虫の発生時期はこれ!
- イラガの幼虫の駆除方法でおすすめのやり方とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
イラガの幼虫の発生時期はこれ!
イラガの幼虫は7月~8月頃に最も多く見られます。
多くの場合、イラガの幼虫は集団で生息しているため、1つの樹木に大量の幼虫がいることが珍しくありません。
イラガの幼虫を1匹見かけたら、すぐ近くに他のイラガもいると考えたほうが良いでしょう。
種類によっては、10月頃に再び大量発生することもあるので注意が必要になります。
また、イラガの成虫は口が退化して何も食べず、寿命も1~2週間程度しかありません。
その短い期間のなかで、産卵・孵化・成長のサイクルを繰り返すことになるので、一度イラガが発生した樹木などには、来年以降もイラガが発生する可能性が高いとされています。
そのため、イラガの幼虫の駆除を行う場合は、このサイクルを破壊することが効果的であるわけですね。
次章では、イラガの幼虫を駆除する際のおすすめの方法について、お伝えさせていただきます。
イラガの幼虫の駆除方法でおすすめのやり方とは?
イラガの幼虫が数匹程度なら、割り箸や火バサミなどで摘み上げ、そのまま駆除することができます。
しかし、イラガは大量発生することが多いため、このやり方では効率が悪すぎます。
そこで、大量発生したイラガの幼虫には、以下の方法で駆除を行うことをおすすめします。
1・必要な道具を用意する
まずはイラガの駆除作業に必要な道具を用意しましょう。
大量発生したイラガの幼虫の駆除作業には、殺虫スプレーが効果的です。
樹木などの高い位置にいるイラガの幼虫を駆除する際は、噴霧距離が長い殺虫スプレーがおすすめです。
駆除した幼虫が落ちてくることも考えると、噴霧距離が長い方が安全です。
また、地面に落ちたイラガの幼虫を見逃さないように、地面に敷いておくビニールシートや新聞紙などがあると作業が楽になります。
2・服を着替える
前章にもあるように、イラガの幼虫の毒針は非常に強力なものです。
毒針から自分を守るためにも、肌の露出していない作業着に着替えるようにしましょう。
長袖、長ズボンのほか、帽子やゴム手袋などで徹底的な防備をして作業を行いましょう。
もちろん、イラガの幼虫は絶対に素手で触らないようにしてください。
また、殺虫剤で駆除した後の幼虫の死骸にも注意が必要になります。
幼虫自身は死んでいても、毒針の機能はそのまま残っているからですね。
3・殺虫スプレーで駆除をする
イラガの幼虫がいる樹木に向かって、殺虫スプレーを噴霧しましょう。
駆除したイラガの幼虫が上から落ちてくる関係上、噴霧距離が長い殺虫スプレーがおすすめです。
もちろん、イラガの幼虫が大量発生している樹木の背が高い場合も同様ですね。
また、樹木の形状にもよりますが、まずは上にいるイラガへ向かってスプレーを噴霧していきましょう。
そして、徐々に下側へと噴霧する場所を移していきます。
注意点としては、殺虫スプレーを噴霧した後は、樹木には近寄らないようにすることです。
駆除されたイラガの幼虫が時間差で落ちてくる可能性があるため、頭や肩などに接触する危険があるからですね。
そのため、地面に落ちた大量の死骸の掃除も、後日に行う方が安全です。
イラガに関するその他の情報
まとめ
イラガの幼虫の発生時期を把握して、効率的に駆除作業を行いたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。