「セアカゴケグモ」の巣を見つけたら安全のために駆除したいところです。
駆除時に気になるのがセアカゴケグモの卵です。
セアカゴケグモそのものは殺虫剤を使えば駆除できますが、卵に関しても同様なのかわかりませんよね。
そこで今回の記事では、
- セアカゴケグモの卵の駆除方法とは?
- セアカゴケグモの卵が孵化する時期とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
セアカゴケグモの卵の駆除方法とは?
セアカゴケグモの卵は「卵のう」と呼ばれる球形の袋に入っています。
卵のうの大きさは直径約0.5~0.8mm、色は乳白色又は黄褐色なので、セアカゴケグモの巣を観察すればすぐに分かるかと思います。
ちなみに、セアカゴケグモの巣は3次元的な形状をしており、日本の蜘蛛の巣とは異なるので見分ける特徴となります。
そして、セアカゴケグモの卵の駆除する場合は、この卵のうの中にある卵を駆除することになるわけですが、注意をすべきことがあります。
それは、卵のうに対して殺虫スプレーを噴霧するだけでは、卵のうの中にある卵を駆除できない可能性が高いことです。
これは殺虫スプレーの害虫駆除成分が、卵のうに阻まれて中の卵や幼虫を駆除できないためです。
そのため、セアカゴケグモの卵を確実に駆除する場合は、卵のうを靴などで踏み潰すといった物理的な方法が効果的です。
あるいは、家庭用バーナーを使って焼却処理するというやり方もあります。
ただ、この方法は火気の使用ができる場所・状況であることが絶対です。
もしも、何らかの物に火が燃え移りそうであれば、駆除に使用することは絶対にやめてください。
また、安全面を考慮するとセアカゴケグモの卵を駆除する前に、巣にいるセアカゴケグモを先に駆除した方が良いでしょう。
つまり、セアカゴケグモを先に殺虫スプレーを噴霧して駆除した後で、木の枝などの棒切を使って卵のうを取り出して踏み潰すというわけですね。
この方法なら、駆除作業中にセアカゴケグモに咬まれる心配などはありません。
セアカゴケグモの卵が孵化する時期とは?
セアカゴケグモの卵が孵化する時期は、「6月~11月」だとされています。
基本的に気温が高い時期になると、セアカゴケグモの卵が孵化するという認識で大丈夫です。
そのため、セアカゴケグモの卵を駆除する場合、5月中旬~下旬あたりに駆除活動を行うと効率的に駆除が可能でしょう。
注意点としては、セアカゴケグモの駆除作業を行い際は、咬まれないように厚手の長袖・長ズボン・手袋のように肌の露出を抑える作業着で駆除作業を行うようにしてください。
また、前章にもあるように、卵のうに対して殺虫スプレーを噴霧するだけでは、卵のうの中にある卵を駆除できない可能性があります。
卵のうは踏み潰すなど、物理的に破壊することで駆除するようにしましょう。
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セアカゴケグモに関するその他の情報
まとめ
セアカゴケグモの卵は巣にあるため、まずはセアカゴケグモを駆除してから卵を処分するようにしましょう。
本編にもあるように殺虫スプレーが効果を発揮しない可能性があるので、その点には注意をしたいですね。