「カメムシ」は酷い臭いで人を悩ませる害虫です。
そんなカメムシですが、あの臭いに毒性があるという話を聞くことがあります。
ただでさえ悪臭が酷いカメムシですが、それに毒があるなんて最低ですよね。
また、カメムシの臭い液体から皮膚・肌を守る方法も気になるところです。
そこで今回の記事では、
- カメムシの臭いには毒性がある!?
- カメムシの臭い液体から皮膚を守る方法とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
カメムシの臭いには毒性がある!?
結論から言えば、カメムシの臭い分泌物(液体)には毒性があります。
カメムシの嫌な臭いの元となる分泌物ですが、カメムシは足の付け根にある「臭腺(しゅうせん)」という部分から分泌されます。
カメムシに危険が及ぶと、自己防衛手段として強烈な臭いを発して外敵を退けるわけですね。
そして、その分泌物の成分は「アルデヒド」と呼ばれる成分が含まれており、人間をはじめとした生き物にとって有害です。
分泌物の付着量が少量であれば悪臭に悩まされる程度すむのですが、カメムシをうっかり素足で踏んづけたりすると、高濃度のアルデヒドが皮膚に付着し、炎症を起こす可能性があります。
カメムシの分泌物が大量に付着した部分が、火傷のようにヒリヒリと痛むのはこのせいですね。
また、カメムシの体色によって皮膚に色(シミ)がついてしまうこともありますので注意をしておきたいところです。
もしも、シミとなってしまった部分の皮膚に痛みやかぶれといった症状が現れている場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。
その際は、皮膚科を受診して、カメムシのことを伝えるようにしましょう。
カメムシの臭い液体から皮膚を守る方法とは?
カメムシの分泌物が皮膚に付着した場合、まずはサラダ油やオリーブオイルといった食用油で患部を洗いましょう。
カメムシの分泌物に含まれる「アルデヒド」は、「揮発性が高く、親油性がある」という特徴をもっています。
そのため、水道水のような水よりも、油を使った方がよく落ちます。
油をよく落とす界面活性剤が含まれる食器用洗剤でも代用できますが、皮膚に炎症が発生している場合は避けた方が無難でしょう。
また注意点として、皮膚にシミが発生してしまってもゴシゴシ擦ることはやめておきましょう。
患部を強く擦ってしまうと、それが原因で炎症が発生することが懸念されます。
場合のよっては症状の悪化が懸念されるため、強く擦ることはやめておくことが無難です。
皮膚に色が沈着してしまった場合は、時間経過で様子を見るか、病院で皮膚科を受診することをおすすめします。
そして、皮膚の弱い方や皮膚の薄い場所(目の周りなど)だと症状が酷くなりやすいことにも注意をしておきましょう。
万が一、炎症などの症状が酷い場合は、これも病院で皮膚科を受診することをおすすめします。
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まとめ
カメムシの分泌物には毒性が含まれているので、追い払う時は注意をしておきたいですね。
また、万が一、カメムシの分泌物が皮膚に付着した場合は、すぐに洗い流しましょう。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。