白菜の黒い点の正体とは?食べても大丈夫なのかも紹介 | ごろん小路。

白菜の黒い点の正体とは?食べても大丈夫なのかも紹介

「白菜に黒い点」がポツポツとできていることがありますよね。

鍋料理や漬物などに活躍する白菜ですが、黒い点があると食べても大丈夫なのか不安になってしまいます。

白菜を美味しく食べるためにも、黒い点の正体を知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

  • 白菜の黒い点の正体とは?
  • 白菜の黒い点は食べても大丈夫?

これらのことについて、お伝えさせていただきます。

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白菜の黒い点の正体とは?

結論から言えば、白菜の黒い点の正体は「ポリフェノール」です。

ポリフェノールとは、植物特有の成分であり、苦味・渋み・色素の元となるものです。

植物が光合成をする際に作り出される成分でもあります。

ポリフェノールの効果としては、活性酸素の働きを抑える「抗酸化作用」が挙げられます。

活性酸素が体内で必要以上に生成されてしまうと、その酸化・殺菌力によって正常な細胞を傷つけ、様々な病気の原因となるのですが、ポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変えたり、抑える作用が期待できるため、健康面で役立つ効果があるわけですね。

ポリフェノールは白菜以外にも赤ワイン・コーヒー・緑茶などに含まれており、これらに詳しい人はポリフェノールの情報を知っていることもあるでしょう。


ちなみに、白菜に黒い点が発生する原因は「肥料過多」になります。

どういうことかと言うと、白菜は肥料の窒素が自身の中で多くなり過ぎると、細胞内外の窒素濃度を減らすために水分を吸収しようとします。

その結果、細胞の膨張が発生し負荷がかかるため、ポリフェノール類の色素が合成されて白菜の表面に黒い点として現れることになります。

そのため、一般的にずっしりと重いよく育った白菜ほど、ポリフェノールによる黒い点が発生しやすいと言えるわけですね。

この黒い点は「ゴマ症」とも呼ばれます。

また、白菜の生育に気温が適していなかったり、狭い場所で過密な状態で育ったといったことも負荷の発生に繋がるため、ゴマ症の原因となる可能性があるようです。

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白菜の黒い点は食べても大丈夫?

白菜の黒い点は食べてもまったく問題ありません。

前章でお伝えしたとおり、白菜の黒い点の正体は「ポリフェノール」だからですね。

ただ、白菜の黒い点が多い白菜は、そうでない白菜と比較すると味が落ちると言われています。

また、ゴマ症の白菜は水分を多く含んでいるものが多いため、日持ちしない傾向があります。

そのため、ゴマ症の白菜は購入を避けるか、早めに食べてしまうことをおすすめします。

美味しい白菜の選び方とは?

スーパーなどで美味しい白菜を選ぶ時は、「葉や茎に黒い点がついているものは避け、しっかり葉が巻いている詰まった白菜」を選ぶと良いでしょう。

新鮮な白菜は上部を押した時に軽く弾力があることが特徴です。

逆に、断面の真ん中が盛り上がっている白菜は避けた方が無難です。

これは、カットされてから日数が経過している白菜に現れる特徴だからですね。

また、全体や中心部から黒ずんでいるたり、茶色っぽい汁が出る白菜は傷んでいるので避けるようにしましょう。

福知山産中玉白菜

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まとめ

白菜は代表的な冬野菜の1つですので、美味しい白菜を食べたいですよね。

そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。

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