潮干狩りと言えば、どんな方でも楽しめるレジャーですよね。
ゴールデンウィークの季節は貝も美味しくなるので、毎年潮干狩りをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、初めて潮干狩りを行う方も素晴らしい体験になることでしょう。
しかし、たくさん掘った貝はどうやって持ち帰るのが良いのか、悩ましいと思います。
不適切な持ち帰り方では貝を駄目にしてしまうこともあります。
せっかく掘った貝なのですから、しっかりと家まで持ち帰りたいところですよね。
そこで今回の記事では、
- 潮干狩りの貝の持ち帰り方について
- 潮干狩りの貝の持ち帰り方でタッパーを使うのは大丈夫?
- 潮干狩りの貝の持ち帰り方で電車の場合
これらのことをお伝えさせていただきます。
ぜひ、参考にして下さい。
潮干狩りの貝の持ち帰り方について
潮干狩りで掘った貝を持ち帰るのに必要なものは、まず海水です。
海水は砂抜きをするのに重要で、特に貝を掘ったところの海水を使用するとよく砂を吐いてくれます。
2リットルのペットボトルなどに海水を入れて持ち帰るようにしましょう。
ただし、貝を海水に浸す前にやるべきことがあります。
それは、貝を真水で洗うことです。
この真水は水道水で構いません。
なぜ真水で貝を洗うのかというと、採ったばかりの貝の表面には砂やゴミ、ぬめりが大量に付着していて不衛生です。
また、食中毒の原因になる腸炎ビブリオなどの細菌も、ここで洗い落とすことが出来ます。
貝同士をゴリゴリと擦り合わせて、しっかりと洗いましょう。
ここで注意すべきこととしては、貝は長時間真水に付けておくと死んでしまうということです。
ささっと貝を洗い、水を切ってしまいましょう。
次に、海水で濡らした新聞紙で貝を包みます。
新聞紙で包んだ貝を、その状態のまま保冷剤や凍らせたペットボトルと一緒にクーラーボックスへ入れます。
保冷剤などが直接貝に接触しないように注意しましょう。
最悪の場合、貝が死んでしまう可能性があります。
せっかく採った貝なのですから、慎重に入れましょう。
また、貝が割れているものや口が開いて死んでいるものも取り除くようにしてください。
こういった貝が混ざっていると、砂抜きの時に海水を汚してしまいます。
他の貝への悪影響があるので、注意してください。
ちなみに、砂抜きをしながら持ち帰る方法もあります。
アサリは暗い静かな場所で砂を吐くので、貝を真水で洗った後に、蓋付きのバケツやクーラーボックスへ海水と一緒に入れておきましょう。
これでOKです。
ただ、自動車などで移動する場合、走行時の振動で貝が思ったよりも砂を吐かないことが多いです。
上記の方法を試しても、それとは別に家で砂抜きをするようにした方が良いでしょう。
潮干狩りの貝の持ち帰り方でタッパーを使うのは大丈夫?
潮干狩りの貝の持ち帰り方でタッパーを使うのは、一見良さそうに思えますが駄目なんです。
というのも、タッパーやジップロック袋のように密封状態にしてしまうと、貝が窒息するからです。
当然、呼吸が出来ないと貝は死んでしまうので、家に帰ったら貝が全滅していたというケースもあり得ます。
貝を持ち帰る時の容器は、クーラーボックスやビニール袋を複数重ねたものに入れるなどして、貝が窒息しないようにしましょう。
潮干狩りの貝の持ち帰り方で電車の場合
潮干狩りの貝を持ち帰る時、移動手段が自動車ではなく電車の場合は他の乗客への影響が心配ですよね。
しかし、しっかりと準備をしておけば、貝を持ったまま電車で移動しても他の方へ迷惑をかける事はありません。
まず、貝を入れる容器は蓋付きのものにしましょう。
電車の振動などで海水が溢れることを防ぐためです。
電車の中が海水で水浸しになることは絶対に避けて下さい。
また、バケツなどの容器に海水に入れて、その中へ貝を入れて運搬しない場合は前章で紹介したように、海水で濡らした新聞紙で貝を包んでクーラーボックスへ入れておけばOKです。
バケツの場合は蓋付きのバケツを使用しましょう。
ちなみに、貝の臭いに関してはあまり気にする必要はありません。
というのも、貝は死んでしまった場合は酷い悪臭が発生しますが、生きている状態であればさほど臭いは無いからです。
貝そのものの臭いよりも、海水の臭いの方が強いと思います。
潮干狩りに関するその他の情報
下記の記事では潮干狩りに関するその他の情報をまとめています。
ぜひ、参考にして下さい。
潮干狩りにおすすめの季節はいつなのか?関東と関西の情報も紹介
まとめ
今回の記事では、潮干狩りで採った貝の持ち帰り方についてお伝えさせていただきました。
楽しい潮干狩りを、美味しく貝を食べることで締めくくることが出来るようになります。
新鮮な貝は本当に美味しいですからね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。