4月~5月頃になると、潮干狩りをする方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
海岸でたくさんの貝を掘り、家へ持ち帰って美味しく食べる。
楽しく美味しい体験ですよね。
しかし、潮干狩りで採ったアサリなどの貝を食べるためには、砂抜きをする必要があります。
この砂抜きの方法がよく分からず、悩む方は意外と多いようです。
きちんと砂抜きをしておかないと、貝を美味しく調理しても噛んでる途中で砂が「ジャリ」っとして不快ですよね。
そこで今回の記事では、
- あさりの砂抜きの方法について
- あさりの砂抜きを早くするには?
- あさりの砂抜きで注意すべきこととは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ぜひ、参考にして下さい。
あさりの砂抜きの方法について
あさりの砂抜きの方法は2つあります。
あさりを掘った場所の海水を使う方法と、塩水を自作して行う方法です。
まずは、あさりを掘った場所の海水を使う方法からお伝えさせていただきます。
あさりを掘った場所の海水を使う方法
あさりをまだ洗っていない場合は、砂抜きをする前によく洗いましょう。
表面に砂や細菌、ヌルヌルが残っていると非常に不衛生です。
この時、必ず流水で洗うように注意して下さい。
桶などに溜めた水で洗うのはNGです。
次に、持って帰った海水をボールなどの容器に入れ、ザルなどにあさりを乗せて海水に浸しましょう。
この時注意していただきたいこととして、あさり同士が重ならないようにして下さい。
ギチギチに詰め合わせると、あさりが砂を吐くことが難しくなってしまうからです。
ちなみに、なぜザルを使用するかというと、あさりが吐き出した砂を再び吸い込ませないようにするためです。
あさりの量にもよりますが、かなりの砂を吐くのでザルは非常に効果的です。
後は、蓋をして中身が暗くなるようにしておきましょう。
およそ一晩ほどの時間(約7~8時間)で砂抜きは完了です。
塩水を自作して行う方法
まずは、あさりの砂抜きに使用する塩水の自作方法についてです。
おおよその目安としては、水1000mlに対し塩を大さじ約30g入れてよく混ぜます。
これで海水と同じ濃度(約3%)の塩水が出来ます。
後は上記のあさりを掘った場所の海水を使う方法と同じようにやっていけばOKです。
あさりの砂抜きを早くするには?
「あさりの砂抜きに一晩も時間をかけたくない!」という場合は、かなり早く砂抜きをする方法が存在します。
前章の方法では、あさりの砂抜きに海水や自作した塩水を使用していますが、今回の方法では50度前後のお湯を使用します。
ヌルヌルなどを洗い落としたら、あさりをザルに乗せて50度前後のお湯が入った容器に浸しましょう。
およそ15分ほどで砂抜きが完了します。
ちなみに、あまりにもお湯の汚れ方が酷い場合は、お湯を新しいものに変えてもう一度試してみましょう。
注意点としては、あまりにもお湯に浸す時間が短すぎると砂が残ってしまうことがあります。
あさりを美味しく食べている途中で「ジャリ」っとするのは残念な気持ちになってしまうので、15分はしっかりと待つようにしましょう。
あさりの砂抜きで注意すべきこととは?
あさりの砂抜きで注意すべきことは2つあります。
「あさりを置いておく場所は静かで暗い場所にすること」と「あさりの周囲が水で濡れても大丈夫なようにする」ことです。
まず、「あさりを置いておく場所は静かで暗い場所にすること」ですが、あさりは暗くて静かな場所で砂を吐きます。
そのため、頻繁に蓋を開けたり、室内の光があさりに当たるような場所では砂抜きが上手くいきません。
度々、容器を触ったりして振動を発生させることもやめておいた方が良いでしょう。
また、寒い時期は大丈夫なのですが、室温が高い場所である場合はあさりを冷蔵庫の中に入れておくようにしましょう。
次に、「あさりの周囲が水で濡れても大丈夫なようにする」ことについてです。
あさりは水を吐くので、容器に蓋をしない場合は半径1メートルほどが水浸しになることも珍しくありません。
そのため、砂抜きをする際は浴室のような水浸しになっても大丈夫な場所か、あさりの入った容器の周囲に新聞紙を敷いておくようにしましょう。
潮干狩りに関するその他の情報
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潮干狩りの貝の持ち帰り方でタッパーや電車についてくわしく紹介
潮干狩りにおすすめの季節はいつなのか?関東と関西の情報も紹介
まとめ
潮干狩りで採ってきたあさりは美味しく食べたいですよね。
あさりの砂抜きはスムーズに行いたいところです。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。