いつの間にか畑の土が掘り返されていたり、育てた農作物が荒らされている場合は、「イタチ」による被害かも知れません。
畑に現れたイタチは放置してしまうと、延々と被害を生じさせ続けるため何らかの対策が必要になります。
しかし、具体的な対策方法がわからないと困ってしまいますよね。
そこで今回の記事では、イタチ対策で畑を守るおすすめの方法について、お伝えさせていただきます。
イタチ対策に関する注意点
イタチから畑を守るための対策を施す前に、注意すべきポイントがあります。
それは、「鳥獣保護法」によってイタチが守られていることです。
イタチは害獣ではあるのですが、まずメスがこの鳥獣保護法の対象となっているため、個人での勝手な駆除が出来ません。
つまり、イタチによって畑に被害が生じても、勝手な捕獲や殺傷が禁止されているわけですね。
そのため、イタチ対策にはこれを念頭に置いた方法を講じる必要があります。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
イタチ対策で畑を守るおすすめの方法とは?
1・イタチが嫌がる臭いを利用する
イタチは嗅覚が非常に鋭い害獣です。
その特徴を利用して、イタチが嫌う臭いを畑周辺に散布することで対策とすることができます。
例えば、インターネットなどでオオカミ(ウルフ)の尿を販売しているサイトがあります。
こういった製品を畑を囲むように設置することで、イタチから畑を守るわけですね。
あるいは、イタチは「サインポスト」といって、糞を目立ったところにして縄張りを主張するマーキングをする習性があるので、そういった場所にイタチ用の忌避剤を使うことで、イタチの活動範囲を狭めることができるでしょう。
注意点としては、臭いによってイタチ対策とする性質上、時間経過や雨風によって臭いが薄れる可能性があることです。
そのため、製品を定期的に購入・散布、設置する必要があることに気をつけておきましょう。
2・イタチを光や音で追い払う
イタチに対して強い光や音を当てることで追い払うことができます。
専用の機具がインターネットなどで販売されているほか、クリスマス用のイルミネーションなど、強い光が点滅する物でも代用できます。
市販されているものだと、超音波を発生させる機具などが効果的だとされています。
製品にもよりますが、有効距離が約10mという広範囲に影響を与えるものもあるため、イタチが出入りしている場所などに設置すると良いかと思います。
また、同じ害獣に分類されるハクビシンやネズミなどにも効果がある可能性があります。
3・駆除業者に相談する
上記の方法を試しても、イタチ対策として効果がない場合は駆除業者に相談する方法があります。
イタチを畑から追い出せなかったり、再び戻ってきてしまったりする場合などですね。
行政の認可を得ているイタチ駆除業者なら、捕獲器や防除ネットを使って速やかに対処してくれることが期待できます。
ただ、当然ですが、それなりの費用がかかることに注意をしておきましょう。
Sumeber 動物撃退器 害獣撃退 アニマルガード 超音波害獣駆除装置|超音波と警報で動物を撃退!赤外線センサーで自動運転/ ACアダプター・電池両方利用可/ 140坪の効果 (SK131)
イタチに関するその他の情報
イタチ対策で屋根裏の場合はこれ!必要な道具や対処方法をくわしく紹介
まとめ
イタチが畑に現れると、様々な被害が生じてしまうので本当に困ってしまいますよね。
そのような状態を解決するために、この記事がお役に立てれば幸いです。