イタチが屋根裏や床下に住み着いてしまうと酷い臭いに悩まされます。
イタチの臭いは、イタチを追い出した後も残るものですから、素早く消臭してしまいたいですよね。
しかし、この臭いを中々取り除くことが出来なかったり、消臭方法がよくわからないことがあると思います。
悪臭による健康への被害も懸念されますし、ささっと対処してストレスのない日常に戻りたいところです。
そこで今回の記事では、イタチの臭いへの対策について、お伝えさせていただきます。
イタチの臭いへの対策はこれ！
イタチの臭いへの対策の前に
イタチの糞尿などの悪臭への対策は、イタチを追い出した後で行うことになるかと思います。
しかし、イタチがまだ屋根裏や床下にいる場合は、イタチを傷つけないように注意してください。
というのも、イタチのメスは鳥獣保護管理法によって守られており、個人が勝手に駆除することが禁止されているからです。
また、イタチがオスだったとしても、狩猟期間外や市区町村への許可なく行う駆除や捕獲は禁止されています。
そのため、まずは業者などに相談してイタチを追い出すことから始めるようにしましょう。
この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
イタチの臭いの種類について
イタチの悪臭は大きく分けて２種類のものがあります。
１つ目は、イタチ自身の糞尿による悪臭です。
イタチは雑食性で、カマキリなどの昆虫やカエル・トカゲなどの両生類・爬虫類を筆頭に何でも食べます。
イタチはこの肉食性に傾いた雑食性のため、果実を中心に食べるハクビシンなどの糞尿よりも酷い悪臭を放つわけです。
また、イタチの種類によっては、巣に食料を運び込む習性をもっているものがいます。
こうなると、屋根裏や床下でイタチの食料となるカエルやトカゲなどが腐敗して悪臭が発生することがあります。
２つ目は、俗に「イタチの最後っ屁」と呼ばれるものです。
イタチは犬や猫のように肛門周辺に一対の臭腺があり、外敵に襲われたりした場合は臭腺から強烈な悪臭を放ち、相手がひるんだ隙に逃げ出します。
当然、イタチを無理やり追い出そうとした場合も、この最後っ屁による反撃の可能性があるため、知識や技術がない個人が勝手に手を出すのは危険です。
基本的に、屋根裏などの屋内での悪臭は１つ目の糞尿などによることが多いため、この記事では主に前者に対する対処方法をまとめています。
イタチの臭いへの対策を行う
１・市販の消臭液を使う
イタチの糞尿などの臭いを取り除く場合は、市販されている消臭液が効果的です。
残念ながら、イタチ専用の商品はないようなので、犬猫用のもので代替すると良いでしょう。
使用する際の注意点としては、消臭液自体が液体なので、建材へのダメージを考慮した上で使用した方が良いかと思います。
また、糞や動物の死骸などの固形物は消臭液を使う前に取り除いておきましょう。
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２・ミョウバン水を使う
ミョウバン水とは、硫酸塩である焼ミョウバン（カリミョウバンなど）を水溶液に溶かしたものです。
このミョウバン水は殺菌・消毒・消臭などの効果があり、イタチの糞尿などによる悪臭に対して効果を発揮します。
また、ミョウバン水は自作することも可能で、薬局で販売されている焼ミョウバンを使って簡単に作ることが出来ます。
上記の消臭液と比べるとコストパフォマンスに優れるため、金銭面で悩んでいる場合はミョウバン水の使用を検討すると良いでしょう。
３・天井板などを交換する
イタチの糞尿や動物の死骸による臭いが酷い場合は、被害が大きい天井板など交換できる部分は交換してしまった方が良いでしょう。
また、柱などは無理だとしても、あまりにも汚れが酷い部分は腐食による破損などの危険性があります。
そのため、天井板など新品に交換できるものは丸ごと入れ替えた方が、結果的に手間やコストを削減でき、消臭にも効果があることがあります。
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まとめ
イタチの臭いはかなり酷いものであるため、素早く対処してストレスのない日常に戻りたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。