スズメが怪我をして飛べない時の対処方法とは?保護するやり方は? | ごろん小路。

スズメが怪我をして飛べない時の対処方法とは?保護するやり方は?

「スズメ」が怪我をして飛べないという状況と出くわすことがあります。

スズメを助けたいと考えても、具体的な対処方法がわからないと困ってしまいますよね。

そこで今回の記事では、

  • スズメが怪我をして飛べない時の対処方法とは?
  • スズメを保護するやり方とは?

これらの情報をまとめてみました。

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スズメが怪我をして飛べない時の対処方法とは?

まず、道端に落ちているだけのスズメを見かけた場合、基本的には手を出さないようにしてください。

というのも、スズメが道端に落ちている場合、その個体は巣立ち前の雛である可能性があるからです。

この巣立ち前の雛とは、巣から出て空を飛ぶ練習している雛のことを言います。

近くにいる親鳥から、空を飛ぶことやエサの取り方などを学んでいる最中であるわけですね。

この雛は、まだ上手に飛ぶことができないため、道端に落ちて動かずにいることがあります。

そして、ここで人間が雛に手を出してしまうと、親鳥が警戒して雛に近寄らなくなってしまう可能性があります。

そのため、スズメが道端に落ちていても、すぐに助けようとするのは危険です。


次に、スズメが明らかに弱っているなど、異常な状態になっているのがわかる場合です。

例えば、スズメは窓ガラスに当たるなどをして、よく脳震盪を起こして動けなくなっていることがあります。

こういった時は、そっと誰にも狙われないようなところにスズメを移動させてあげてください。

しばらくすると、また元気になってまた飛び立つかと思います。

あるいは、スズメが寒さで弱っている場合は、空の牛乳パックやティッシュ箱で作った即席の巣の中にスズメを入れて、家の中でしばらく暖を取らせてあげるという方法もあります。

スズメの体温が戻ってくると、また動けるようになるので、動けるようになったら外へ逃してあげてください。


そして、スズメが明らかに怪我をしているようでしたら、自治体に電話相談後、必要な応急処置をして、動物病院を受診するようにしてください。

応急処置としては、例えば、猫やカラスに傷付けられた傷から出血が見られる場合、ガーゼや柔らかく清潔な布で圧迫止血しましょう。

この時、スズメを強く抑えすぎないように注意をしてください。

スズメの翼や脚が奇妙に曲がっていたり腫れている場合は、骨折している可能性が考えられます。

骨がくっつき始める前に獣医さんに急ぎましょう。

素人が触ると、骨が曲がってくっついてしまう危険があるからです。

スズメを保護するやり方とは?

まず、「一般人がスズメを飼育する」ことは法律違反になることに注意をしてください。

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というのも、スズメのような野鳥は鳥獣保護管理法によって守られているため、勝手に飼育することができないからです。

そのため、スズメが怪我をしているなどで衰弱しているので保護する場合は、自治体の窓口の相談をして、指定の動物病院を紹介してもらうようにしてください。

あくまでも、勝手にスズメを保護していないという姿勢を取るわけですね。

また、スズメを一時的に保護する場合、体調が回復するまでの間は自宅などで飼育することになるかと思いますが、後々野生に返すことを前提に考えて行動するようにしましょう。

例えば、ペットの世話とはまったく違う可能性が高いので、獣医の方としっかりと相談をしておくことをおすすめします。

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 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(以下、「鳥獣保護管理法」といいます。)の目的は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資すること」とされています。
 この目的を達成するため、鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。

環境省『鳥獣保護管理法の目的』より抜粋

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まとめ

スズメが道端に落ちているなどの対処方法としては、基本的に放置をすることになります。

また、保護をする場合は、必ず各自治体に連絡を入れて指示を受けてください。

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