夏と言えば海ですが、「クラゲ」に刺される人が多いので注意が必要になります。
自分や一緒に海に来た友人たちが刺された時のためにも、対処法を知っておきたいところです。
また、クラゲに刺されたら病院は何科を受診するのかも気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- クラゲに刺された時の対処法とは?
- クラゲに刺されたら病院は何科を受診する?
これらの情報をまとめてみました。
クラゲに刺された時の対処法とは?
1・陸地へ移動する
クラゲに刺されると激痛に襲われることがあり、海の中にいるという普段とは違う環境もあってパニックになる方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、まずは落ち着いて陸地へと移動しましょう。
これは、クラゲにさらに刺されることを避けるためでもあります。
また、クラゲに刺された直後は痛みがなくても、1~2時間後に痛みや痺れが生じる場合もあるので注意をするようにしてください。
クラゲに限らず、身体に何らかの異常が起きていると思ったら、すぐに陸地へ移動するようにしましょう。
2・海水で洗う
クラゲに刺された箇所を、海水を使って患部を優しく洗い流してください。
クラゲは「刺胞(しほう)」と呼ばれるものを持っており、これに対して物理的な刺激などが加わると、袋状になっている内部から袋を反転させながら針が出て毒が放出されます。
そのため、この刺胞から針や毒を放出させないよう、慎重に取り除く必要があるわけですね。
軍手やピンセットなどの道具があれば良いですが、海水浴をしている状況ではこういった道具が手元にないことの方が多いでしょう。
ですので、そういう時は海水で患部を優しく洗い流してください。
ここで注意すべき点として、「水道水で洗わない」ということです。
というのも、浸透圧で毒素が体内に回る可能性があるため、クラゲに刺された箇所を洗い流す時は海水か食塩水にしましょう。
3・ライフセーバーに相談する
海水浴場にライフセーバーの方がいるのであれば、助けを求め相談をすることも効果的です。
さらに、ライフセーバーは手当の道具を持っており、クラゲの種類に応じた処置方法も知っているからですね。
激痛など、症状が激しい場合は素人の対処が難しいことも考えられるため、専門知識をもつ人の助けを受けることができれば、適切な処置を施すことができるでしょう。
クラゲに刺されたら病院は何科を受診する?
クラゲに刺されたら、病院では皮膚科を受診すれば大丈夫です。
多くの場合、クラゲに刺されると「皮膚がただれる」・「水ぶくれができる」といったように、患部の皮膚に何らかの異常が発生するからですね。
可能であれば、刺された海水浴場と同じ地域にある病院を選ぶと、近隣で出没しているクラゲの情報を持っていることもありおすすめです。
また、毒性の強いクラゲに刺された場合は、症状が急激に進行したり、アナフィラキシーショックが起こることが懸念されます。
そういった時は救急搬送が必要となることもあるので、気分が悪い・異様に咳が出る・刺された箇所から皮膚の異常が広範囲に広がるなどの症状が現れている場合は、すぐに救急車を呼ぶようにしてください。
クラゲに関するその他の情報
クラゲに刺されたらどんな症状が現れる?応急措置のやり方とは?
まとめ
クラゲに刺されると、症状によっては非常に危険な状態になることがあります。
そういった時はすぐに病院を受診するようにしてください。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。