朝起きた時に、頭が重い・頭痛がする・顎の筋肉が緊張しているといったことを感じていませんか?
このような症状が常態化している場合、睡眠時にひどい噛み締めをしていることが考えられます。
噛み締めが酷いと、睡眠が浅くなったり、首や肩のこりが慢性化するなどの悪影響が出てしまいます。
日常生活はもちろん、仕事に集中できないなどの問題が発生することもあるのでしっかりと解決したいですよね。
しかし、いざ噛み締めを解消しようとしても、具体的な方法がわからないと思います。
そこで今回の記事では、
- 睡眠時に噛み締めが起きる原因とは?
- 睡眠時の噛み締めへの対策について
これらのことをお伝えさせていただきます。
ぜひ、参考にして下さい。
睡眠時に噛み締めが起きる原因とは?
睡眠時に噛み締めが起きる原因は様々なものがあります。
きちんとした対策を取るためにも、噛み締めの原因が何なのかしっかりと知っておきましょう。
それでは早速ご紹介させていただきます。
ストレス
噛み締めによる悩みを抱えている人の多くが該当する原因になります。
将来への不安や仕事での悩み、対人関係などにより蓄積されたストレスを睡眠時に歯を噛み締めることにより発散しているわけです。
現代日本で働く日本人は、常にストレスに晒されていると言っても過言ではありません。
そのため、本人も意識しない間にストレスに苦しめられていることも珍しくないのです。
生活習慣の乱れ
睡眠時間が不足していたり、寝る時間が規則的でないなど生活習慣の乱れが噛み締めの原因になることがあります。
生活サイクルが規則正しいものでないと、それだけで身体はストレスを感じてしまいます。
そのストレスが噛み締めをする原因なってしまうので、悪循環が出来てしまうわけですね。
仕事などで集中する時間がとても長い
仕事で長時間作業に集中する人の場合、無意識に長時間噛み締めを行っていることがあります。
他にも、自動車や自転車の運転、ゲーム、スマホ、掃除などが挙げられます。
こういった何かに集中する時間が著しく長いと、歯を噛み締める状態が日常化してしまうことがあります。
そのため、常に緊張して噛み締めを続けてしまうことになるわけですね。
ボクシングなどのスポーツ
こういったスポーツをする人は、上記にある仕事などで長時間集中することと同じように噛み締めが常態化していることがあります。
身体を動かすことは良いことなのですが、緊張状態が長時間続くと歯を噛み締めてしまう癖がついてしまうことがあります。
逆流性食道炎による影響
逆流性食道炎とは、胃酸が逆流することにより食道で炎症が発生、その結果胸や喉の痛みが起きる病気のことを言います。
胃酸が逆流して口の中が酸っぱくなる(口内が酸性に傾く)と、その状態を元に戻すために唾液が分泌されます。
酸っぱいものを食べると唾液が出てくるというあれですね。
この時、唾液が分泌されることと一緒に歯ぎしりや噛み締めをしてしまうことがあります。
何故かと言うと、歯をこすり合わせることで唾液の分泌量が増えるからです。
そのため、寝ている間に胃酸が逆流すると反射的に歯を噛み締める機会が多くなるわけです。
睡眠時の噛み締めへの対策について
前章では噛み締めの原因についてご紹介させていただきました。
この章では、睡眠時の噛み締めへの具体的な対策についてお伝えさせていただきます。
ストレスを発散する
蓄積されたストレスを発散するために噛み締めが起こるわけですから、噛み締め以外の方法でストレスを発散しましょう。
趣味を楽しんだり、リラックス効果のある音楽を聴く、友人とお喋りを楽しむ、アロマを使うのも良いでしょう。
また、軽い運動はストレスの発散にも効果があるため、普段運動不足の方にはおすすめです。
生活サイクルを正常に戻す
生活習慣の乱れはストレスの蓄積に繋がります。
そのため、夜の決まった時間になったら寝るようにすると良いでしょう。
夜更かしはそれだけで身体にストレスを与えてしまいます。
また、食事も偏りがないよう満遍なく栄養を摂取できる献立が望ましいです。
枕を調整してみる
枕が合わない場合、仰向けではなく横になって寝る時間が増えると噛み締めが起きる可能性が上がります。
また、枕が高いと首が前に倒れ、上下の歯が噛み合ってしまいます。
そのため、枕が高い場合は低い状態へ変えてみましょう。
手早く出来る方法としては、タオルを丸めて枕の代わりにすると良いです。
筆者もこの方法で枕を調整しています。
まとめ
夜寝ている時にググッと噛み締めをしてしまうと、朝になった時に顔面が痛いこともあります。
こんな状態で仕事に行くのは辛いですよね。
あなたの快眠のために、この記事がお役に立てれば幸いです。